mignは、画像生成AIのStable Diffusionを組み込んだデザイン支援ツール「studiffuse」を提供開始した。建築、土木、不動産、製造、小売などでのデザイン業務に応用可能。
設計の最初のフェーズにおいては、デザイナーはクライアントのインタビューを通じて、要望に近いようなさまざまなプランを作成し、フィードバックを受けながらプランを修正するといったプロセスを何度も繰り返している。これには多くの手間とコミュニケーションコストがかかる。
画像生成モデルでは、これらのコミュニケーションを削減することが期待できる。自動デザイン生成ソフトウェア「studiffuse」は、クライアントもしくは担当のデザイナーが入力した画像やキーワードをもとに画像を作成することに加え、生成した画像に類似する画像を検索エンジンからキュレーションすることで、クライアントの要望に近いデザインを創出し、デザイナーのコミュニケーションコストを削減。また、自社ブランドのデザイン事例画像をモデルに入力し学習させることで、自社ブランドに近いデザインを創り出すことも可能。
ユースケース(建築設計の場合)
- 設計者がクライアントに要望をヒアリングする。
- デザイナーやクライアントは、クライアントのニーズに合った画像もしくはキーワードをソフトウェアに入力。
- studiffuseが入力した情報を踏まえて様々な画像の生成や、類似する画像を収集し、画像を一覧表示。
- デザイナーやクライアントが画像を見ながら打ち合わせをし、画像やキーワードの入力を修正する。
- 上記を繰り返す。
- 出力された画像から要望に近い画像をダウンロードし、基本設計などその後のプロセスで使用する。
機能
- 画像の種類を選択(住宅、マンション、店舗、オフィス、ホテル、レストランなど)
- 画像生成モデル(Stable Diffusion)による画像生成
- Google Image Searchから生成された画像に類似する事例の収集
- 画像とキーワードを入力
- キュレーション画像のダウンロード
カスタマイズの例
- 自社デザイン事例画像を入力し、機械学習させることで、自社ブランドらしい画像の出力に適応できる。
- ほかの画像サービス(Pinterest、Instagram、Twitter、Alibaba)からの画像収集
- 顧客のウェブサイトにアプリケーションを埋め込み、訪問したユーザーが自由にデザインをつくる。
- クライアントのヒアリングの議事録からキーワードを自動で抽出し、studiffuseで画像を出力する。
提供までの流れ
最短1ヵ月程度で提供を開始することが可能。
- 面談
- 要件の検討
- 見積り
- 初期セットアップ
- 提供