博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)の3社横断の戦略組織である「HAKUHODO DX_UNITED」は、博報堂DYグループの提唱する“AaaS”に関連するソリューション群を活用し、さまざまな生活者データをもとにリアルタイムな生活者の気分をキャッチしながら、コミュニケーションアイデアを生み出し続け、企業のマーケティング課題に対応する、クリエイターとメディアプラナーの一体型チーム「HAKUHODOサイクロン」を発足したことを発表した。
近年、社会情勢や情報環境の急速な変化により生活者の嗜好が多様化し、またSNSを中心に偶発的なトレンドが日々発生している。そうした背景から、時勢・市況の変化を最新データから読み解き、その動きに合わせて柔軟に施策をアップデートできる体制やソリューションが求められるようになった。
同チームでは、クリエイターとメディアプラナーが一体となり、検索行動、SNSでの発話、動画の視聴傾向、広告へのリアクションなどの多種多様なデータを分析し読み解くことで、これまで見えてこなかった生活者ニーズや商品価値を発掘し、ブランドの新たな成長機会の兆しを捕捉することが可能に。
たとえば、いま注目され始めているトレンドの兆しや、商品の意外な楽しみかたなど、実際の行動データにもとづいて生活者や社会の気分を捉えることで、メディア効果をより高めるクリエイティブを開発。さらに、その結果を見ながらメディアの最適化はもちろん、クリエイティブや戦略の検証・アップデートを重ねていくことで成果の持続的向上へ導く。
このように「データの読み解き→成長機会の発掘→戦略立案→コミュニケーションアイデア創造→クリエイティブ開発→メディアプラニング→効果検証(→戦略改善)」をシームレスに対応し、複雑化する開発プロセスをワンストップでマネジメントしながら、ファクトに基づく確実性をもったアイデアやソリューションを生み出していく考え。
今後もクリエイティブとメディアをシームレスにつなげ、商材カテゴリーやマーケティング課題に応じた最適なチーム編成を行い、クライアント企業の事業成果の持続的な成長にコミットしていく。
HAKUHODOサイクロンとは
チーム名の「サイクロン」は、継続的なPDCAサイクルを意味するCycleと、常時接続を意味するAlways Onを組み合わせた言葉。また、絶え間なく変化する生活者の気持ちのうねりや渦を捉えて、そこから新たな答えを導き出していく活動体のスタイルも表している。
同チームは、博報堂のクリエイターとグループ全体のメディアプラナーによる総勢約60名のメンバーで構成されている。商材カテゴリーやマーケティング課題に応じた最適なチーミングを行いながら、事業成果の持続的な成長へコミットしていく。