博報堂の全社横断プロジェクト「博報堂 SDGs プロジェクト」は、READYFORおよびヤフーが運営するメディア「Yahoo! JAPAN SDGs」と共同で、企業と社会活動家をつなぎ、SDGsの視点で商品・サービスの企画から実装までを一気通貫で支援するプログラム「Social Booster(ソーシャル・ブースター)」の提供を開始した。
社会課題を解決する企業が100年後も生き残ると言われる時代において、企業は事業価値と社会的価値をともに向上させていくことが求められている。博報堂が昨年実施した「生活者のサステナブル購買行動調査2022」では、「環境や社会のためになる商品を積極的に買う」と回答した人は4割を超え、商品やサービスにおいても社会課題起点の発想やプランニングが重要になっている。
そのような状況に対応するため、企業の事業開発やマーケティング活動をSDGsの視点から支援してきた博報堂SDGsプロジェクトは、社会課題解決型クラウドファンディングのファンドレンジングに数多くの実績を持つREADYFORと、SDGsをテーマにさまざまな社会課題やその取り組みを紹介する情報メディアYahoo! JAPAN SDGs と共同で、それぞれの知見とリソースを掛け合わせ、SDGsの視点で商品・サービスの企画から受容性の検証、そして実装までを一気通貫で支援するプログラム「Social Booster」を開発した。
企業が取り組む社会課題に応じて、3社が持つネットワークからその領域で活動をする社会活動家を選出し、企業とつなぐ。社会活動家の知見や経験を反映した商品・サービスを企画。READYFORのクラウドファンディングプラットフォームでその受容性を検証しながらアップデートを重ね、生活者のニーズに沿った商品・サービスを開発し、SDGs配慮商品を扱うECサイトでの販売を支援する。
同時に、Yahoo! JAPAN SDGsのメディアを活用した情報発信や、クラウドファンディングへの支援者を中心としたコミュニティの構築などを通じ、実装を進めていく。
生活者のニーズに合わせながら、各課題の本質に対して真に意義のある商品・サービスを開発することで、企業のビジネスの創出と社会課題の解決をともに実現する。
「Social Booster」プログラム内容
企画
企業が取り組む社会課題に対し最適な社会活動家と企業をつなぎ、社会活動家からその課題の領域の実態・動向を学びながら、企業が検討している活動の示唆を得る。また、企業のメンバーとともに、SDGs の達成に向けた活動に関する方針を策定し、関連商品・サービスの企画を行う。
検証
READYFORのプラットフォームを活用し、企画した商品・サービスをクラウドファンディングプロジェクトとして起案。そこで得られる反応や支援の状況から、活動の本格実装に向けた示唆を得ながら、商品・サービスのアップデートを重ねていく。
実装
Yahoo! JAPAN SDGsのメディアを活用し、商品・サービスの社会実装と浸透を推進。情報発信に加え、「検証」フェーズでのクラウドファンディングへの支援者を起点にしたコミュニティの構築、SDGs配慮商品を扱うECでの販売など、企画の内容に応じたアクションを展開する。