フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」を提供するランサーズは、フリーランスの働き方に関するアンケートを実施した。本調査では、現在の働き方や副業の実態・オンライン化による課題や対策について調査している。
調査結果サマリー
- フリーランスのうち、約3割が正社員として企業に所属している副業者
- 副業者が正社員として所属している企業の会社規模は半数以上の52.5%が「大企業」、47.5%が「中小企業」
- 副業の職種は「タスク・作業」が一番多く20.3%、次いで「ライター」・「デザイナー」が15.3%
- 副業と本業の職種について、7割以上が「異なる職種」と回答
- 今後も副業を続けたいと思うが96.7%
- 副業が本業の業務に「役立ったことがある」という回答が55.9%と半数以上
調査結果
現在の働き方
現在の働き方として、約3割が正社員として企業に所属しながら副業している(副業したことがある)、副業フリーランス(副業者)と回答。
副業フリーランスとしての働き方
副業者が正社員として所属している企業の会社規模は半数以上の52.5%が「大企業」、47.5%が「中小企業」。(※:中小企業庁が発表している「中小企業基本法の定義」で区分)
副業の職種は「タスク・作業」が一番多く20.3%、次いで「ライター」・「デザイナー」が15.3%。
副業と本業の職種について、7割以上が「異なる職種」と回答。
副業を始めた時期は約6割がコロナ禍以降。2020年以降では、2022年がもっとも多く22%。
副業の月の稼働時間は「2,3時間」が最も多く37.3%、次いで「2,3時間以上10時間以下」が20.3%。
副業の月収は「5万円未満」がもっとも多く71.2%、「5万円以上10万円以下」が18.6%
副業を始めた理由の上位3つは「収入拡大のため」(81.4%)、次いで「自己実現のため」(59.3%)、「時間にとらわれない働き方」(52.5%)。
フリーランスとして活動を始めた理由の上位3つは、「時間にとらわれない働き方をするため」(64%)、次いで「場所にとらわれない働き方をするため」(50.7%)、「自己実現のため」(33.3%)となっており、異なる結果となった。
今後も副業を続けたいと思うが96.7%
副業が本業の業務に「役立ったことがある」という回答が55.9と半数以上。役立ったエピソードとしては次のような声が集まっている(一部抜粋)。
- 副業を通して過去の業務経験を最新知見にアップデートできた
- 深く関わってこなかった領域の学び直しができてきている。
- 本業の業務内では経験できないことが、副業では経験できて、本業の仕事の幅が広がったことがある
- 副業が本業になりそう
- 副業での案件で得た業務効率化やノウハウが知識がそのまま本業の効率化、自動化への応用に繋がった
調査概要
- 調査期間:2023年1月30日(月)~2月5日(日)
- 調査対象:ランサーズにランサー(受注者)として登録している個人(フリーランス)
- 調査方法:ランサーズ登録者へのアンケート調査
- 有効回答数:209名
今後もランサーズでは、誰もが自分らしく働ける社会の実現を目指し、働き方の実態や変化について定期的にリサーチして発表する。