三井不動産は、2021年から2022年にかけて、創立80周年記念事業の一環として実施した「未来特区プロジェクト by MitsuiFudosan Co.,Ltd.」を多様なパートナーと次世代の街づくりに向けた事業を共創する「未来特区プロジェクト by 三井不動産」として再始動した。東京ミッドタウン八重洲「イノベーションフィールド八重洲」内のプロジェクト拠点を起点に、各種発信を行っていく。
「未来特区プロジェクト」は、同社が次世代の街づくりに向けた「注力領域」を設定し、その領域における事業の共創をスタートアップ、アカデミア、クリエイター、大企業などの多様なプレイヤーに呼び掛け、推進するオープンイノベーション・プロジェクト。「未来特区プロジェクト by MitsuiFudosan Co.,Ltd.」で出会ったパートナーとの事業共創をさらに発展させた継続的なプログラムとして再始動した。
再始動にあたっては「環境サステナビリティ」、「文化・クリエイティブ」のふたつを「注力領域」と位置づけ。ポッドキャストにて音声コンテンツ「未来特区トーク」を配信開始し、6月20日には「未来特区フォーラム」を事業開始のキックオフイベントとして開催。定期的にコンテンツ配信やイベント開催などを行っていく。今後は、各「注力領域」において共創パートナーを探索し、新規事業化を目指す。
街づくりを通して社会課題の解決に取り組んでいる同社は、同プロジェクトを通じて、次世代に向けて取り組むに相応しいテーマを設定し、共創パートナーと新しい事業を創り上げ、中・長期的な戦略新規事業として推進する。
同プロジェクトの推進にあたっては、各「注力領域」において、同社が中心となり専属的に共創パートナーの探索と新規事業化の検討を行うチームを組成する。
同プロジェクトでの情報発信、「未来特区フォーラム」などのイベントやプログラムを実施するとともに、共創パートナーの探索を行う。新規事業化にあたっては、スタートアップとの共創に取り組む「31VENTURES」、新たな価値創出と社会課題の解決を目指す人々が集うビジネス拠点「BASEQ」などの同社のリソースを活用するほか、出資や共同事業、合弁会社設立なども検討する。
「注力領域」について
同プロジェクトの再始動にあたり、次のふたつを「注力領域」として設定。「注力領域」は今後拡大も検討している。
「環境サステナビリティ」領域
脱炭素等の環境・エネルギー領域を中心に、地球の持続可能性に貢献する事業創出を目指す。
「文化・クリエイティブ」領域
アート・エンターテイメントなどの文化・クリエイティブ領域におけるクリエイターやコンテンツと不動産ビジネスを掛け合わせ、人々の生活の豊かさに貢献するための事業創出を目指す。
アート・エンターテイメントなどのクリエイティブコンテンツを有する共創パートナーに対して、「場の提供」にとどまらず、イベントなどの主催または共催による実施や、体験型エンターテイメント施設などの共同開発・運営など、同社のリソースを包括的に拠出しサポートを行う。