日本デザインが運営するゼロイチWEBデザインスクール「デザスク」は、IT人材の採用に注力しており、かつWEBデザイナーの採用を行っている企業の経営者109名を対象に、IT人材の雇用に関する実態調査を実施した。
同調査結果の詳細は、次のとおり
9割以上の経営者が、今後IT人材の採用手法は変更に迫られると実感
「Q1.国内のIT人材不足が問題となる中で、今後お勤め先のIT人材の採用手法は変化を迫られると思いますか。」(n=109)と質問したところ、「非常にそう思う」が52.3%、「ややそう思う」が40.4%という回答となった。
「優秀なIT人材の採用」の課題感がある経営者は、82.5%
「Q2.現在、あなたの企業では「優秀なIT人材の採用」に課題を感じていますか。」(n=109)と質問したところ、「非常に感じている」が45.9%、「やや感じている」が37.6%という回答となった。
優秀なIT人材の採用に関して感じている課題、「採用条件の調整が難しい」が54.9%で最多
Q2で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した人に、「Q3.優秀なIT人材の採用に関して、具体的にどのような課題を感じていますか。(複数回答)」(n=91)と質問したところ、「採用条件の調整が難しい」が54.9%、「そもそも採用市場に出ているIT人材が少ない」が45.1%、「自社が求めるスキルや経験を持った適切な人材を見つけるのが難しい」が41.8%となった
優秀なIT人材の採用に関して感じている課題、「賃金の妥当性がわからない」や「ミスマッチが多い」などの声
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q4.Q3で回答した以外に、優秀なIT人材の採用に関して感じている課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=91)と質問したところ、「賃金の妥当性がわからない」や「ミスマッチが多い」など60の回答を得た。
自由回答・一部抜粋
- 38歳:賃金の妥当性がわからない。
- 44歳:ミスマッチが多い。
- 32歳:面接時の見極めが難しい。
- 38歳:採用時には人柄が見えない。
- 24歳:優秀な人材がイメージと違うこと。
- 34歳:何を基準にすべきかわからない。
- 50歳:人材の選択肢が少ない事。
IT人材の代替として、約9割がAIやChatGPTの活用を検討
「Q5.IT人材の代替として、AIやChatGPTを活用していきたいと思いますか。」(n=109)と質問したところ、「非常にそう思う」が41.3%、「ややそう思う」が45.9%という結果となった。
約8割が、「優秀なウェブデザイナー」の採用に苦戦中
「Q6.あなたの企業では、「優秀なWebデザイナー」の採用に苦戦していますか。」(n=109)と質問したところ、「非常に苦戦している」が32.1%、「やや苦戦している」が46.8%に。
需要が高め続けられるようなスキル、約4人に1人が「UI/UXデザインを熟知しており、ユーザー目線のウェブデザインを作成でき、動的なウェブページを作成も可能」なレベルと回答
「Q7.今後AIが発達する中でも需要を高め続けられるようなWebデザイナーは、どのようなレベルまでスキルを有していると思いますか。」(n=109)と質問したところ、「UI/UXデザインを熟知しており、ユーザー目線のウェブデザインを作成できる。動的なウェブページを作成も可能」が25.7%、「HTMLとCSSの基本的な理解を持ち、簡単なウェブページを作成できる」が22.0%と続いた。
81.6%が、優秀なWebデザイナーの採用において、「シェアリング人材を活用してみたい」と回答
「Q8.あなたは、優秀なWebデザイナーの採用において、シェアリング人材を活用してみたいと思いますか。」(n=109)と質問したところ、「非常にそう思う」が37.6%、「ややそう思う」が44.0%という回答となった。
シェアリング人材を活用してみたい理由、「即戦力が欲しいから」が56.2%で最多
Q8で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q9.優秀なWebデザイナーの採用においてシェアリング人材を活用してみたいと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=89)と質問したところ、「即戦力が欲しいから」が56.2%、「教育コストが削減されるから」が51.7%、「採用コストが削減されるから」が41.6%という結果に。
シェアリング人材を活用してみたい理由、「効率化を図りたいため」や「従業員リスクがなく安心」などの声
Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q10.Q9で回答した以外に、シェアリング人材を活用してみたいと思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=89)と質問したところ、「効率化を図りたいため」や「従業員リスクがなく安心」など54の回答を得た。
自由回答・一部抜粋
- 32歳:効率化を図りたいため。
- 49歳:従業員リスクがなく安心。
- 50歳:必要な時に補充できるから。
- 46歳:都合の良い時に活用できる。
- 38歳:コストを抑えて優秀な人材を採用できそう。
- 44歳:とにかくDX人材がほしい。
- 45歳:自社にあうかあわないかを判断できる。
調査概要
- 調査期間:2023年6月9日〜同年6月12日
- 有効回答: IT人材の採用に注力しており、かつWebデザイナーの採用を行っている企業の経営者109名
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査