BtoB企業の約8割がコロナ禍以降にサイト刷新 かけた予算は「100~299万円」が約3割で最多/イノーバ調査

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2023/07/28 06:30

 イノーバは、ウェブリニューアルに関わったことのあるBtoB企業のWeb担当者を対象に「BtoB企業のサイトリニューアルに関する実態調査」を実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。

約8割の企業がコロナ禍以降にサイトリニューアル経験あり 「製品・サービスの変化を反映するため」が55.6%で最多

 「Q1.勤め先においてコロナ禍以降(2020年以降)にサイトをリニューアルした経験はあるか。」(n=108)と質問したところ、「ある」が75.0%、「ない」が24.1%という回答に。

 リニューアルした背景としては「製品・サービスの変化を反映するため」が55.6%、「事業内容の変化を反映するため」が42.0%、「デジタルマーケティングを強化するため」が38.3%となった。

 サイトリニューアルで期待した成果について(複数回答)」(n=81)は、「集客力(UUやPV)の向上」が61.7%、「見た目の改善」が42.0%、「ブランディング向上」が40.7%という結果となった。

サイトリニューアルの予算は「300万未満」が約半数 配分TOP3は「プラニング」「サイト設計」「デザイン」

 Q1で「ある」と回答した人に、「Q4.サイトリニューアル時のパートナーにはどのような企業を選んだか。」(n=81)と質問したところ、「Web制作会社」が42.0%、「総合広告代理店」が16.0%となった。

 サイトリニューアルの予算について(n=81)は、「100万円未満」が14.8%、「100~299万円」が30.9%という結果だった。

 予算配分について「なし」「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q6.勤め先企業のサイトリニューアルにおける予算配分のランキング(ランキング形式上位3つまで)」(n=67)をたずねたところ、1位は「プランニング(要件定義・調査・戦略設計)」が32.8%、「サイト設計(ワイヤーフレーム、システム設計など)」が26.9%、2位は「サイト設計(ワイヤーフレーム、システム設計など)」が17.9%、「デザイン(ビジュアルデザイン、UI/UX設計)」が22.4%、3位は「デザイン(ビジュアルデザイン、UI/UX設計)」が17.4%、「コンテンツ作成」が14.9%と続いた。

約9割がサイトリニューアル時にコンテンツの改善や増強を重視 一方、戦略に基づいていたのは約3割

 Q1で「ある」と回答した人に、「Q7.勤め先企業のサイトリニューアル時、コンテンツの改善や増強を重視したか。」(n=81)と質問したところ、「非常に重視した」が40.7%、「やや重視した」が45.7%という回答に。

 「Q8.勤め先企業のサイトリニューアル時、コンテンツの扱いについて最も近いもの」(n=81)としては、「戦略に基づいてコンテンツを制作した」が32.1%、「感覚的にコンテンツ制作した」が14.8%だった。

サイトリニューアルで満足している点、「集客力の向上」や「見た目の改善」の声

 Q1で「ある」と回答した人に、「Q9.勤め先企業のサイトリニューアルで、満足している点は何か(複数回答)」(n=81)と質問したところ、「集客力(UUやPV)の向上」が50.6%、「見た目の改善」が48.1%、「検索順位(SEO効果)の向上」が37.0%となった。

 一方、Q1で「ある」と回答した人に、「Q10.勤め先企業のサイトリニューアルで「失敗した」と感じることはあったか。」(n=81)とたずねたところ、「ある」が50.6%、「ない」が39.5%に。

 どんな失敗があったについて(n=41)は、「デザインが凝りすぎていて、クリックすべきところがわかりづらくなった」や「情報更新に手間がかかる」など41の回答を得た。

自由回答・一部抜粋

  • 50歳:デザインが凝りすぎていて、クリックすべきところがわかりづらくなった。
  • 49歳:デザイン面に費用がまわせなかった。
  • 45歳:サイト内のたどり着きたい箇所にたどり着きにくくなった。
  • 41歳:アクセスエラーが起きてしまった。
  • 57歳:情報更新に手間がかかる。
  • 57歳:CMSの使い勝手が悪くなった。

調査概要

  • 調査期間:2023年6月19日〜同年6月22日
  • 有効回答:Webリニューアルに関わったことのあるBtoB企業のWeb担当者
  • 調査人数:108名
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査