江崎グリコは、商品パッケージを刷新し、ユニバーサルデザインについて第三者による認証を受けた「炊き込み御膳」をリニューアル発売した。商品の「見やすく、わかりやすく、伝わりやすい」を追求し、ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)による第三者認証を取得した。
「炊き込み御膳」の商品パッケージの主な変更点
今回新たに販売する「炊き込み御膳」について、商品パッケージの主な変更点は次のとおり。
見やすく
- カラーユニバーサルデザインに対応し、注意表記の背景色を黄色に、文字の色を赤色からオレンジ色に変更。
- レイアウトを見直し、関連する情報ごとにエリアを分けた。〈商品の説明やホームページの情報を上部にまとめた。内容物(具とだし)の配置を、作り方と横並びにした。〉
わかりやすく
- 作り方を簡潔に説明し、手順を白抜き文字や太字で目立つようにした。
- 「名称」「原材料名」など題目を一括表示する欄で、それぞれの区切りを太字にした。さらに、行間を広めにとった。
- アレルギー物質のコンタミネーションに関する表示(原材料にはないアレルギー物質が、混入してしまう場合の注意喚起表示)を、青色の太字に変更し、より視認性を高めた。
伝わりやすく
- 曖昧な表現を使わず、「容量の関係で、具材があふれて炊けないことがあります」など明瞭な表現に変更し、消費者が判断しやすいようにした。
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会よりUCDA認証「伝わるデザイン」取得
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会より、商品パッケージについて専門家と生活者から評価を受けた。
生活者、専門家それぞれの評価をもとに、一部の曖昧な表現を明瞭な表現に変更し、生活者が判断しやすいように改善。さらに、文章が長くなりすぎないよう、過剰な尊敬語を使わないように見直しを行った。
この結果、同協会より「炊き込み御膳 とり五目」について、デザインの「見やすさ」のみならず、ユーザーの理解度まで検証して「伝わりやすさ」を認証する、UCDA認証「伝わるデザイン」を取得した。