noteは新機能のnoteポイントを導入した。noteポイント(以下、ポイント)は、さまざまな条件のもとでnoteが会員のみなさんに配布して、有料記事(※)の購入に利用する機能。現時点ではウェブブラウザ版のみで利用できるが、将来的にはアプリからもポイントを利用して記事を購入できるように計画している。
クリエイターが創作を続けられるエコシステムを提供することは、noteの使命である。今後はポイントを活用した販促キャンペーンを定期的に実施して、作品やコンテンツがよりいっそう売れやすくなる環境を整え、クリエイターエコノミー市場の拡大にも貢献していく。
※有料記事は、クリエイターが記事1本ごとに好きな値段を付けて販売する形式。記事の一部または全文は、購入者だけが閲覧できる。
noteポイントの導入背景
noteポイントは、note内での購買を促進してクリエイターがより多くの収益を得ることを目的とした機能。これまでnoteは、クリエイターが記事を販売しやすくするために、決済手段の拡充やPayPayとの共同キャンペーン(2023年3月から)、Xで記事の拡散を手伝ってくれた読者には有料記事を無料または割引で販売できる機能の導入(2023年5月から)を行ってきた。
noteの年間流通金額は111.9億円(2022年11月期実績)で、そのうち約7割は有料記事の売買で構成されている。ポイントを活用した有料記事の購買促進キャンペーンによって、クリエイターの収益機会の拡大を図る。
クリエイターが自身の才能やスキルを活かして、ファンや顧客から直接収益を受けるクリエイターエコノミーの国内市場規模は、「国内クリエイターエコノミーに関する調査結果(2023年)」によれば1兆6,552億円である。noteは、クリエイターが創作活動で収益を得られるよう支援することで、引き続き市場の成長をけん引していく。