ギークピクチュアズ、次世代型イマーシブ体験「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」を来年1月中旬から開催

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2024/10/06 10:00

 ギークピクチュアズは、日本が誇る文化資源を最新技術で再構築し、世界中の人たちに体験してもらうコンテンツを創生する事業「ANOTHER STORY」を立ち上げ、第1弾として2025年1月中旬~5月中旬(予定)の期間、東急プラザ渋谷にて「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」を開催する。

原作品画像(c)Ars Techne.corp/原作品所蔵元:山梨県立博物館
原作品画像(c)Ars Techne.corp/原作品所蔵元:山梨県立博物館

 「ANOTHER STORY」第1弾のコンテンツは、江戸時代に活躍した浮世絵師・葛飾北斎。世界的芸術家として広く認知され、その魅力的な人生や多彩な作品は多くの西洋のアートシーンにも影響を及ぼしたと言われている。2024年7月から発行が開始された新紙幣千円札の裏面の図柄に代表作“神奈川沖浪裏”が採用されるなど、日本国内外でも改めて注目を集めている。

五感を揺さぶる先端技術が生み出す、全身で感じる新次元の没入体験

 「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」は、葛飾北斎が生きた江戸の浮世にタイムスリップしたような新感覚が味わえる「映像×サウンド×触覚」の次世代型イマーシブ体験。北斎の作品を、超高精細イメージデータを使用し、ソニー製LEDディスプレイのCrystal LEDで臨場感のある高精細な映像をリアルに再現。さらに、床が水たまりや砂浜に変わったかのように感じさせるソニーの触覚提示技術(ハプティクス)などの演出により、葛飾北斎が見た景色や歩いた感覚を、圧倒的な没入感で体感できる。会期中は日本のクラフトマンシップを持つブランドとのコラボグッズも発売予定。さらにチケット、展示内容や体験を高次元化するための技術に関する続報は後日発表する。

(c)Ginza Sony Park Project
(c)Ginza Sony Park Project

開催概要

  • 展覧会名:HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO
  • 会場:東急プラザ渋谷3階
  • 住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目2-3
  • 会期:2025年1月中旬~2025年5月中旬(予定)
  • 主催:HOKUSAI : ANOTHER STORY 製作委員会/株式会社ギークピクチュアズ/東急不動産株式会社/株式会社RED/ソニーPCL株式会社/株式会社朝日新聞社
  • 原作品所蔵元:山梨県立博物館
  • 協力・画像提供:株式会社アルステクネ
  • 監修:久保田巖氏

本展で活用される先端技術

原画の和紙の繊維1本1本まで忠実に再現「特許技術DTIP」(株式会社アルステクネ)

新千円札の参考元絵として選定された山梨県立博物館所蔵作を、アルステクネ社の特許技術DTIP(三次元質感画像処理)技術によりデジタル化した超高精細イメージデータを使用。これまでにない和紙の繊維の1本1本まで目で触るようなリアリティを体感できる。

高画質化技術を結集 Crystal LED(ソニー株式会社)

Crystal LEDは、大画面でありながらリアリティを追求した高画質と、自由度の高い優れた設置性を兼ね備えたスケーラブルなディスプレイシステム。高精細かつ豊かな映像表現が織りなす圧倒的な臨場感と没入感が、ビジュアルコミュニケーションにおける新しい体験価値を生みだす。

インタラクティブなハプティクス体験の実現(ソニーPCL株式会社)

ハプティクスと呼ばれる「触覚提示技術」は、振動で“触覚”を人工的に作り出し、疑似的に再現する技術。その“振動”は、繊細な感触や激しい衝撃に、今まさに触れているような没入感を生み出す。今回使用している技術は、床に搭載された振動デバイスが、映像やサウンドに合わせて震えることで、床が水たまりや砂浜に変わったかのように感じさせるインタラクティブ性をもった技術。人の歩行にあわせて多彩な振動フィードバックを実現するために、数少ないセンサーで微細な踏み込みの変化を検知する技術が搭載されており、まさに空間を超越したような体験が可能となっている。

ANOTHER STORYとは

 特色ある日本の文化芸術を最新のテクノロジーで再構築し、世界中の人たちに新しい体験をしてもらう・コンテンツを創生するプラットフォーム事業がANOTHER STORY。

「ANOTHER STORY = 世の中に新しいアート作品の角度を」

 アート作品が本来持つ魅力を最先端のテクノロジーを用いて、新しいアート体験を世の中に提供していくという思いが込められている。