博報堂は、製品・サービスの創造や改良のアイディア・スキルを持つ先進的な生活者(=生活者イノベーター)との共創によって企業の新たな価値創出を行うプログラム「博報堂ユーザー・イノベーション・プログラム」提供を開始する。
近年、生活者自身が革新的な製品を開発したり、既存製品を改良する「ユーザー・イノベーション」という現象に注目が高まっており、同社ではそういったスキルを持つ生活者に「生活者イノベーター」と独自の呼称をつけている。デジタル技術の進展とSNSの発達によって、今後ますますその活躍の場が広がっていくと予想されており、企業側の動きとしても、ユーザーとの共創活動を通じて、そのアイディアをイノベーションの源泉として取り入れる企業が増え始めている。
同社において企業のブランディングやイノベーション支援を行う専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」では今回、企業のユーザー共創活動へのニーズの高まりを背景に、同組織の知見をもとに、企業がユーザー共創を行う際の課題となる適切な対象者の抽出や、アイディアを引き出す手法、参加モチベーション維持などのポイントに配慮した「博報堂ユーザー・イノベーション・プログラム」を開発した。
同プログラムでは、企業の課題に合わせて、3つの手法から生活者イノベーターとの共創を支援。技術的・専門的な知識を持った生活者イノベーターとのワークショップからアイディア抽出を行う”リードユーザー型“、アイディア公募を行う”クラウドソーシング型“、SNS投稿データなど膨大な口コミデータからアイディアを抽出する”文章解析AI型“の3つのアプローチから最適な手法を選定してプロジェクト設計を行い、アイディアの創出から実装、プロモーションまでをワンストップで支援する。