ライカカメラ社(本社:ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ)は、モノクローム撮影専用レンジファインダー式デジタルカメラの次世代モデル「ライカ M10 モノクローム」を発売する。
ライカ M10 モノクロームは新たに開発した4,000万画素のモノクロ撮影専用撮像素子を搭載し、モノクロ写真における新次元の高画質を実現している。
ライカ M10 モノクロームは、超高画素の撮像素子により、光の状況を問わずシャープな描写でこれまで以上に高精細に細部まで表現できる。また、ISO 160~100,000の非常に幅広い感度域を実現している。この全感度域において細部までの粒状性が良く、きわめて美しい描写が可能。この撮像素子は、ほかのM型カメラの撮像素子と同様に、Mレンズ専用に設計を最適化している。そのため、高いコントラストと解像感で細部まで緻密に表現するMレンズの描写性能を余すところなく引き出せる。
基本的な仕様と操作性は、M型カメラ伝統の"控えめさ"が特長の「ライカ M10-P」と同様。シャッターは静音性を高めており、シャッター音がとても小さいことから、静かに目立たず撮影しなければならない状況下で威力を発揮する。
また外観デザインも、静音性に優れたシャッターと同様に目立たず控えめで非常にシンプルになっており、本体正面にはライカの赤ロゴを入れずに、トップカバーの上面に「Leica M10 Monochrom」とさりげなく刻印するだけにとどめている。さらに、操作部などに刻まれている文字や数字の色をホワイトやグレーで統一し、モノクロ撮影の専用デジタルカメラであることを強調するデザインにしている。「ライカ M モノクローム」よりも4mmほど薄いサイズを実現し、「ライカ M10」同様、M型デジタルカメラの中ではもっともスリムなフォルムとなった。
材質および仕上げは、ほかのM型カメラと同様に高い品質にこだわっている。製造工程には精緻な組み立て作業が含まれ、ほぼすべての工程を熟練の技術者が手作業で実施。またそのボディは、堅牢性にも優れている。
ライカ M10 モノクロームは、ライカストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店にて2020年1月25日発売予定。