グッドパッチは、いつも社とともに、「顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービス」の提供を開始した。
グッドパッチがさまざまな企業のデザインパートナーとして、ユーザーニーズを軸に、組織やブランド、商品、サービスの戦略や体験、ビジュアルまで一貫してデザインしてきた実績と、いつもが持つ、ECマーケティングや運用代行、コンサルティングなどECにおける豊富な知見を掛け合わせ、商品と販路(EC)の両軸で課題を抱える企業を支援する。
背景
デジタル環境の急速な進化に伴い、EC市場は加速度的に成長してきた。経済産業省によると、2023年のBtoC-EC市場規模は14兆6,760億円、EC化率は9.38%と推計されており、国内のスーパーマーケットの市場規模(約15兆円)に匹敵する巨大な規模となっている。2014年から2023年までの10年間で2倍以上に成長している一方、2021年以降の伸び率は徐々に鈍化。多くの企業がECによって販路を拡大してきたものの、消費者の価値観の変化や市場のコモディティ化などにより、ここ数年は伸び悩んでいることが考えられる。
グッドパッチは創業以来、UI/UXデザインの強みを生かして多様な企業に伴走し、顧客体験を起点としたブランドやプロダクトの戦略設計・開発、それらを生み出す組織のデザインなど幅広い支援を行ってきた。また、いつもは各種ECプラットフォームの特性や仕組みを熟知し、EC運用代行やマーケティング、コンサルティングなど、さまざまな企業へ包括的なEC支援を行っている。
2024年5月には、グッドパッチはmshと共同で化粧品ブランド「Ctrlx(コントロールバイ)」を立ち上げ、ユーザーニーズに根差した目元ケアアイテムを開発。化粧品業界で一般的とされる商品開発のフロー、商習慣とは異なるアプローチで、アイディエーションからコンセプトづくり、商品・サービス設計、ビジュアルデザインなどを行い、店舗・ECともに販売を開始。いつもはCtrlxのEC戦略設計に携わった。
グッドパッチといつもはこうした実績や両社の強みを生かし、課題を抱える企業に対して商品と販路(EC)の両軸で支援するため、「顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービス」の提供を開始した。グッドパッチは、本サービスの提供を通じて、企業の事業成長と変革をデザインする。
「顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービス」について
顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービスでは、化粧品や食品、日用品などさまざまなフィジカルプロダクトの企画・製造・販売を行う企業に対し、各社のアセットを生かしながら、課題や状況に応じて、グッドパッチといつもの専門チームが伴走する。
グッドパッチからは、デザインディレクションやBX(ブランドエクスペリエンス)デザイン、UXデザイン、コピーライティング、グラフィックデザイン、UIデザインなどの職能をもつメンバーが、ユーザーニーズの特定から、コンセプト策定、ブランド体験設計、デジタルプロダクトにとどまらない商品開発、クリエイティブ制作などを支援する。
またいつもからは、ECの持つ顧客のデジタルデータを活用した戦略立案から、ECサイト運営、広告運用、SNS・デジタルマーケティング、カスタマーサービスや、商品を届けるEC物流・フルフィルメント設計の領域まで一貫して、知見と経験を持つメンバーが支援し、ブランド育成と拡大を実現する。
解決できる課題(一例)
ユーザーニーズ
- 新しいユーザーを獲得したいが、ニーズが把握できていない
- 現状のブランド・商品ポートフォリオだけでは新たなユーザーニーズに応えられない
組織課題
- 商品・ブランド開発のアプローチが社内で画一化しており、アイデアの幅が限定的
- 新商品・ブランド開発に向けた社内の合意形成に時間を要し、人的リソースの確保や体制構築が難しい
体験設計
- OMOを実現させたい(店頭とECをなめらかにつなぐ体験設計をしたい)が、できていない
- 販路が店頭に偏っており、ECの売上比率が上がらない
- ブランド・商品開発から販売、顧客育成まで一貫した設計ができていない
提供プラン
本サービスは、ユーザーニーズの特定から販促プロモーションまで、おもに以下の5つのステップに分類している。事業やブランドの成熟フェーズや企業の組織状況、予算などに応じてカスタマイズし、最適なアプローチを提案する。
- 商品アイディエーション
- ユーザー体験設計
- ブランド開発
- クリエイティブ制作
- EC販促・プロモーション戦略策定、実行