GMOインターネットグループは、「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を掲げ、グループをあげた生成AIの活用・業務効率化の取り組みを進めている。
その結果、グループ全体の生成AI活用率は88.6%に到達し、2024年の合計業務削減時間は推定150万時間を超えた(※1)(※2)。さらに、業務効率化や時間削減にとどまらない「生成AIによる新たな価値創造」に取り組むフェーズに入ったことも調査から見えてきた。
- (※1)国内全パートナーの約84.0%にあたる5,351人が生成AIを活用していると仮定し算出。
- (※2)ひと月労働時間は(1日の勤務時間8時間)×(平均の営業日20日)=160時間で算出。
GMOインターネットグループの生成AI活用調査結果
1.生成AI活用により2024年の合計削減時間150万時間を突破
- 国内パートナー(シフト勤務除く)の88.6%が生成AIを活用(前回調査差+1.8ポイント)。
- 生成AIを活用しているパートナー1人あたりの業務削減時間は30.1時間/月(前回調査差+2.9時間)となり、パートナー1人ひとりが、最新のAIツールをキャッチアップし適切な業務で活用を進めていることが推測できる回答結果となった。
- また、生成AIを活用しているパートナーの合計により、ひと月あたり約16万1,000時間/月(前回調査差+約2万1,631時間)の削減を実現した。
- 生成AIを業務に活用する者の割合が80%を超えて以降も削減時間は増加し続けており、結果として2024年は年間推定151万時間の業務時間削減を実現した。
2.「生成AI検索」を業務に活用 「天秤AI byGMO」の利用が進む
- AIの業務活用を行うパートナーに対し、生成AI検索の利用について質問したところ、過半数の57.2%が「生成AI検索を利用している」と回答した。
- ChatGPT登場時には検索には不向きであるといわれた生成AIだが、直近ではその検索精度も飛躍的に向上した。グループパートナーもその進化に追随していることがわかる。
- 利用している生成AI検索サービスとしてもっとも多かったのは「ChatGPT Search」で34.7%、次いでGMOインターネットグループのサービスである「天秤AI byGMO」が21.4%、そして生成AI検索の元祖「Perplexity」が12.0%と続いた。
- 生成AI検索により、多様な情報をより効率的に収集できるようになった一方、その信憑性については注意を払いながら活用しているという意見が目立った。
3.理想像は生成AIを活用して「新たな価値」を生み出せる人
- 「生成AIを使いこなせている」と考える理想像についての質問では、「AIの最新情報を日々キャッチアップしている人」や「進化するAIツールを試している人」といった回答が挙がった。
- 一方で、「目的に応じてAIを活用し生産性を向上させる人」や「AIと共創して新たな価値を生み出す人」といった、価値創造を重視する回答も多く見られた。
- この結果から、GMOインターネットグループが生成AIを活用した価値創造のフェーズに進んでいることが示唆されている。
調査概要
- 調査テーマ:「生成AI活用」実態調査
- 回答者数:6,370人(有効回答5,136人)
- 調査対象:GMOインターネットグループの国内パートナー(正社員、契約社員、アルバイト、派遣社員、業務委託)
- 調査期間:2024年12月9日(月)~12月13日(金)