ダイキン工業、自由な発想で感性のままに空間をデザインするブランド「The Art Line」を新設

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2025/01/21 06:30

 ダイキン工業は、自由な発想で、感性のままに空間をデザインするブランド「The Art Line(ジ・アートライン)」を新設する。第1弾として、薄さを訴求したルームエアコン「risora(リソラ)」および「加湿ストリーマ空気清浄機(70タイプ)」の正面パネルに伝統工芸品やアート作品、自然素材などのビジュアルや質感をデザインした商品を展開する。本商品は、ダイキンのショールームである「ダイキンソリューションプラザ フーハ東京・フーハ大阪」にて予約販売を開始。ダイキンの国内のショールームで商品を販売するのは初めて。

 近年、より快適で質の高い空間を求めて、設計やデザインにこだわりや独自のコンセプトを取り入れたホテルや商業施設等が多く建てられている。同様に家庭でも、自分の個性を表現した空間を重視して家具やインテリアを選ぶ人が増えている。そこで、本ブランドでは、ユーザーのニーズに合わせ、一品一様で生産し、短期で納品が可能なセーレンのビジネスモデル「ビスコテックス」を応用することで、多種多様なデザインの提供を実現した。

 「The Art Line」は、伝統工芸品やアート作品等の美しく繊細な質感を表現した「ART(アート)」、 自然由来の豊かな素材感をイメージした「NATURE(ネイチャー)」、インテリアに溶け込む色と質感にこだわった「BLEND(ブレンド)」の3つのシリーズからなる合計57種のデザインを揃えている。

 今回、「ART」では"異彩を、放て。"をミッションに、障害のイメージ変容と新たな文化の創出をめざすクリエイティブカンパニーのヘラルボニーとコラボレーションした。ヘラルボニーが掲げる"障害のイメージ変容を目指す"というビジョンとダイキンの「The Art Line」に込めた、家電のイメージを変え、「アートを選ぶようにエアコンを選ぶ新たな考えかたを創っていきたい」との想いが合致し、ヘラルボニーがライセンス契約を結んでいる4名の異彩を放つアーティストの作品を採用した。

 ダイキンは、「The Art Line」を通じて、より個人に寄り添ったモノづくりをスタートし、空気質だけでなく、空間をもデザインする企業を目指す。

 伝統工芸品や自然素材などの質感を表現、全57種のデザイン展開する「The Art Line」の特徴は下記のとおり。

伝統工芸品の美しいこだわりの質感を表現した「ART」

 「風」や「空気の流れ」をモチーフとした図柄を取り入れた。こだわりの調度品のような仕立てを空間に取り込むことで、上質な空間を創り上げる。

本物のアートを空間に ヘラルボニーとのコラボデザイン

「ART」シリーズでは、華やかに彩るために厳選された4種のアートも採用している。水性ペンや絵の具など、さまざまな画材が生み出す独特のタッチを楽しめる。25年春頃の発売を予定している。

起用アート 作品名「ミラーボール」/作家:Fumie Shimaoka
起用アート 作品名「水」/作家:肥後 深雪
起用アート 作品名「タイトル不明」/作家:中尾 涼
※作品名「タイトル不明」についてはrisoraのみの販売となる。
※作品名「タイトル不明」については「risora」のみの販売となる。
起用アート 作品名「女の人」/作家:大路 裕也
※作品名「女の人」は加湿ストリーマ空気清浄機(70タイプ)』のみの販売となります。
※作品名「女の人」は「加湿ストリーマ空気清浄機(70タイプ)」のみの販売となる。

自然由来の豊かな素材感をイメージした「NATURE」

 最新のインテリアトレンドを取り入れ、自然由来の豊かな素材感を感じさせる質感を再現している。微細な凹凸まで表現することで、深みのある陰影の表情を作り出す。

インテリアに溶け込む色と質感「BLEND」

 人気のモノトーンを基調としたカラー8色に、壁紙で用いられる定番の質感5柄を掛け合わせた、合計40種からインテリアと調和するデザインが選べる。

「The Art Line」の販売について

 「The Art Line」は、ダイキンのショールームである「ダイキンソリューションプラザ フーハ東京・フーハ大阪」にて販売する。ダイキンの国内のショールームで商品を販売するのは初めて。全ての実物のデザインパネルを手に取って色味や質感を確認できる。