電通総研と電通は、「企業の技術価値を事業創出へとつなげる」実践的R&Dプログラム「R&D For Growth」の提供を開始する。
「R&D For Growth」は、企業のR&D部門、事業部門、経営部門と協業・連携しながら、企業が保有する独自の技術価値をコアコンピタンスとして再発見・再定義し、それをイノベーティブな事業構想へと昇華させていくプログラム。また、事業化を見据えたマーケティングまで一気通貫で伴走・支援する実践的なアプローチにより、事業成長を多面的に支援する。


近年、さまざまな業界において、事業環境の変化に対応していくため、革新的な事業の創出やビジネスモデルそのものの変革が進められている。モノづくりの効率化や高速化が進展するなか、企業の持続的成長を実現するためにはR&D活動がより重要な役割を果たすようになっている。
電通総研と電通は、企業が持つ「技術価値」に改めて焦点を当て、R&D部門と他部門の連携を強化することにより、その活動領域を拡張し、新たな事業創出を実現する戦略的なR&D活動の実践を支援する。
具体的には、「R&D For Growth」において次の3つのアプローチを提供する。
1.技術価値リ・フレーミング
企業独自の技術が持つ本質的価値をコアコンピタンスとして再発見・再定義し、共有可能なマテリアルとして整理・可視化する。
2.事業コンセプト・モデリング
技術価値起点での事業化機会を、社会・企業・生活者それぞれの視点から網羅的に抽出・分析し、事業構想化したうえで、その実現性を検証する。
3.マーケティング・デザイン
事業の実現とローンチ段階からの成功可能性を高めるため、電通グループの強みであるマーケティングアセットを駆使し、事業の育成から推進まで一気通貫で伴走・支援する。

「R&D For Growth」では、企業のR&D部門、事業部門、経営部門に所属する人と、R&D領域の豊富な実績・知見を有する電通総研および電通の専門チームが協創することにより、企業の技術価値を大きなビジネスの成果へと結実させることを目指す。一連のプロセスに伴走・支援することで、先にある出口を見据えながら技術起点での新しい事業価値を定義し、実践的かつ確実なビジネスの成功へとつなげていく。
また、これまで電通総研および電通、ドリームインキュベータが開発してきたR&D部門支援のためのさまざまなプログラムとも連携していく。
電通総研と電通は、顧客企業内の部門間の懸け橋としての役割を担い、社内サイロや障壁を克服しながらプロジェクトを着実に前進させ、持続可能な事業成長を実現していくパートナーになることを目指す。