IDEATECHは、同社が運営するリサーチデータマーケティングサービス「リサピー」にて、BtoB企業のマーケティング責任者・担当者を対象に、生成AIを活用したコンテンツ制作の実態調査を実施した。

約7割が、コンテンツ制作で生成AIを活用 活用ツールは「ChatGPT」が75.9%で最多
調査によると、BtoBマーケティングのコンテンツ制作において、生成AIを「積極的に活用している」が36.3%、「部分的に活用している」が34.5%と、約7割の企業が生成AIを業務に取り入れていた。
利用ツールは「ChatGPT」が75.9%と最多で、「Gemini」(46.1%)、「Copilot」(31.5%)が続いた。
生成AIのコンテンツ制作領域では、「企画・アイデア出し」(63.8%)、「情報収集」(61.6%)、「文章生成」(57.3%)が上位を占めた。



AI活用者の95.8%がコンテンツ制作への効果を実感 具体的には「コンテンツの質向上」が最多
「非常にそう思う」「ややそう思う」を合わせると、95.8%がAI活用による業務効果を実感。具体的な効果としては、「コンテンツの質の向上」(63.1%)、「業務効率の改善」(48.6%)、「コンテンツの生産量増加」(41.9%)などが挙がった。


コンテンツ制作におけるAI活用の課題、「ブランドトーンとの不一致」が47.0%で最多
生成AIをコンテンツ制作に活用するうえでの課題としては「ブランドトーンとの不一致」(47.0%)、「生成品質」(40.1%)、「コンテンツの独自性・差別化」(36.6%)などが挙がった。

AIで制作したコンテンツから獲得したリードの質、90.1%が「高い」と評価
生成AIで制作したコンテンツ経由のリードの質を従来と比較して「高い」と評価する企業は90.1%という結果となった。

AI未活用者の43.2%が、AIを活用したコンテンツ制作への関心あり
AI未活用企業のうち43.2%が、今後の導入に関心を示していた。

今後期待する機能、「競合と差別化できるコンテンツの生成」が43.0%で最多
今後期待される機能や改善としては、「競合と差別化できるコンテンツ生成」(43.0%)や「自然で読みやすい文章生成」(41.8%)、「ブランドトーンの自動学習と再現」(39.0%)などが挙げられた。
また自由回答では「多様な商材や営業手法への対応力」や「人柄・スタンスの表現力」など、より人間らしい出力への期待も寄せられた。

調査概要
- 調査期間:2025年6月23日〜同年6月24日
- 調査対象:BtoB企業においてコンテンツ制作に関わっているBtoBマーケティング責任者・担当者
- 回答者数:328名
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査