ライカ、「ライカI」誕生100周年の特別限定モデル「100 YEARS OF LEICA」発表

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2025/07/10 06:00

 ライカは、世界初の量産型35mm判カメラ「ライカI」の誕生100周年を迎えるにあたり、「100 YEARS OF LEICA」と銘打った特別限定モデルを発表した。

 特別限定モデルには「ライカD-LUX8」や「ライカ ゾフォート2」双眼鏡「ライカ トリノビット 10×40」、2本のレンズがセットになった「ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”」の特別なセットがラインナップされる。

特別なセット「ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”」

 「ライカM11-D」は、世界で101台のみ製造される限定モデルで、そのうちの1台はM型ライカ通算100万台目にあたる記念モデルとして、シリアルナンバー「6000000」が付与される。「ライカM11-D #6000000」は、1925年に製造された世界初の量産型ライカカメラ「ライカI #126」とともに、ライツパーク内のLeica Weltにて展示される予定だ。

 記念セットには、復刻版「Leitz Anastigmat-M f3.5/50mm」と現代の代表的レンズ「ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」が含まれる。外装には真鍮やアルミを使用し、往年の「ライカI」の意匠を再現している。

そのほかの限定モデル

 「D-LUX8」「ゾフォート2」「トリノビット 10x40」もそれぞれ“100 YEARS OF LEICA”仕様で登場。レトロな意匠やニッケルカラーの仕上げ、赤いLeicaロゴの省略、「100」のロゴなど、記念モデルならではのディテールが特徴となっている。双眼鏡は100本限定での販売となる。

ライカD-LUX8 “100 YEARS OF LEICA”
ライカD-LUX8 “100 YEARS OF LEICA”
ライカ ゾフォート2 “100 YEARS OF LEICA”
ライカ ゾフォート2 “100 YEARS OF LEICA”
ライカ トリノビット 10x40 “100 YEARS OF LEICA”
ライカ トリノビット 10x40 “100 YEARS OF LEICA”

写真集『100 Leica Stories』刊行

 ブランドの100年を振り返る写真集「100 Leica Stories」も同時に発表。ライカとともに歩んだ100の物語を通して、技術的マイルストーンやカメラ開発舞台裏のエピソードなどが収められている。

 各モデルは、ライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店などを通じて、2025年7月以降順次販売開始予定。「M11-D」セットは2026年春に対象のライカストア限定で発売の見込み。

100周年記念イベントも開催

 ライカは「100 years of Leica: Witness to a century(1925-2025)|ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」と題したセレブレーションを世界主要5都市(ドバイ、ミラノ、ニューヨーク、上海、東京)で展開予定。数々のカルチャーイベントやエキサイティングな新製品をリリース予定だとしている。6月にはドイツのライカ本社にてメインイベントが開催され、世界各地のライカギャラリーでも写真展などがおこなわれる計画となっている。