ライカは、世界初の量産型35mm判カメラ「ライカI」の誕生100周年を迎えるにあたり、「100 YEARS OF LEICA」と銘打った特別限定モデルを発表した。

特別限定モデルには「ライカD-LUX8」や「ライカ ゾフォート2」双眼鏡「ライカ トリノビット 10×40」、2本のレンズがセットになった「ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”」の特別なセットがラインナップされる。
特別なセット「ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”」

「ライカM11-D」は、世界で101台のみ製造される限定モデルで、そのうちの1台はM型ライカ通算100万台目にあたる記念モデルとして、シリアルナンバー「6000000」が付与される。「ライカM11-D #6000000」は、1925年に製造された世界初の量産型ライカカメラ「ライカI #126」とともに、ライツパーク内のLeica Weltにて展示される予定だ。
記念セットには、復刻版「Leitz Anastigmat-M f3.5/50mm」と現代の代表的レンズ「ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」が含まれる。外装には真鍮やアルミを使用し、往年の「ライカI」の意匠を再現している。
そのほかの限定モデル
「D-LUX8」「ゾフォート2」「トリノビット 10x40」もそれぞれ“100 YEARS OF LEICA”仕様で登場。レトロな意匠やニッケルカラーの仕上げ、赤いLeicaロゴの省略、「100」のロゴなど、記念モデルならではのディテールが特徴となっている。双眼鏡は100本限定での販売となる。



写真集『100 Leica Stories』刊行

ブランドの100年を振り返る写真集「100 Leica Stories」も同時に発表。ライカとともに歩んだ100の物語を通して、技術的マイルストーンやカメラ開発舞台裏のエピソードなどが収められている。
各モデルは、ライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店などを通じて、2025年7月以降順次販売開始予定。「M11-D」セットは2026年春に対象のライカストア限定で発売の見込み。
100周年記念イベントも開催

ライカは「100 years of Leica: Witness to a century(1925-2025)|ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」と題したセレブレーションを世界主要5都市(ドバイ、ミラノ、ニューヨーク、上海、東京)で展開予定。数々のカルチャーイベントやエキサイティングな新製品をリリース予定だとしている。6月にはドイツのライカ本社にてメインイベントが開催され、世界各地のライカギャラリーでも写真展などがおこなわれる計画となっている。