東京モノレールは、ブランドコンセプト「Tokyo Monorail Theater」の進化を発表した。近年の社会環境や羽田空港利用の国際化を背景に、より魅力的な交通手段としてブランド価値向上を図る。
主な施策として、2025年11月1日より羽田空港線(モノレール浜松町~羽田空港第2ターミナル)に、新しい路線愛称「東京パノラマライン」(英語名:Tokyo Panorama Line)を順次導入する。開放的な車窓からの眺望をブランドの大きな魅力と位置づけ、多くの利用客に東京の大パノラマを体験してもらいたいという思いからの名称採用である。愛称導入にともない、各駅の案内表示や路線図、車内放送、パンフレット、公式ウェブサイトなどで新しい名称およびロゴデザインの展開をおこなう。






車両・駅空間については、「TOKYO ART&CULTURE」をテーマとしたアート企画を強化。2025年8月からはヘラルボニーアートプライズ受賞作品を車両にラッピングした車両が運行しているほか、12月からは現代アーティスト・ホガリー氏のデザイントレインも運行予定である。



さらに、接客型の駅社員・乗務員が着用する制服についても、2026年11月に刷新する計画。詳細は後日発表される。
東京モノレールは、これらの取り組みを通じて「Tokyo Monorail Theater」ブランドを強化し、車窓からの眺望や文化体験を通じた新しい価値を提供するとしている。今後も羽田空港へのアクセスを担いながら、地域振興と日本文化発信に貢献する方針である。