GMOペパボ、全社でテレワークを基本とする勤務体制へ移行 withコロナ時代の多様な働き方に対応

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2020/06/03 06:00

 GMOペパボは、全パートナー(従業員)を対象に、テレワークを基本とした勤務体制へと移行したことを発表した。これはGMOインターネットグループが進めるwithコロナ時代における経営スタイル「新しいビジネス様式 byGMO」のもと、グループ各社が導入を順次進めているテレワーク制度にのっとり、独自に実施するもの。

 同社のパートナーは、今後、生産性や効率を重視しながら、自身のライフスタイルに合わせた自律的な働き方として、在宅・シェアオフィスなどでの勤務が可能なテレワークを基本とし、業務内容など必要に応じて出社する勤務形態となる。

 GMOインターネットグループでは、新型コロナウイルス感染拡大を背景に、2020年1月27日から原則在宅勤務体制へと移行。GMOペパボにおいても、これまで毎年定期的に実施してきた在宅勤務訓練で培ったノウハウや経験を活かし、長期化する在宅勤務体制においても、在宅率ほぼ100%でビジネスを継続してきた。こうしたなかGMOインターネットグループは2020年5月26日より、新型コロナウイルスの感染防止と、持続的な経済活動・企業活動の両立を目指す、新たな経営スタイル「新しいビジネス様式 byGMO」へ移行することを発表。GMOペパボは、同経営スタイルに基づき、パートナーの多様な働き方を実現するべく、テレワークを基本とする体制を独自に策定し、稼働開始することとなった。

新しい働き方に対する取り組み

多様な働き方への対応

 テレワークを基本としながらも、個人のライフスタイルや業務内容などに応じて勤務形態を選択できる体制へと移行する。これまでに取り組んできた施策は次のとおり。

  • フレックスタイム制(2018年4月導入)
  • ウェブ打刻システム(2019年5月導入)
  • 人事評価制度刷新(2020年1月移行)
  • 居住地域を問わない人財採用(2020年6月より)

リモートネイティブな業務プロセス体制の構築

 ゼロトラストアーキテクチャの実現およびSaaSの積極的な活用により、サービス開発・運用やバックオフィス業務を含むあらゆる業務について、どんな場所からでもパートナーが協働して遂行できる体制を構築していく。

企業文化の浸透とコミュニケーションの活性化

 全パートナーが自社の企業文化を体感し、活発なコミュニケーションを行えるよう、社内イベントを積極的に開催。なお、新型コロナウイルスの感染状況やイベントの目的・内容に応じて、オンラインまたはオフラインにて開催予定となっている。

「リモートワーク快適化支援」

 全パートナーを対象に、「リモートワーク快適化支援」として、次の3つの施策を実施。

  • リモートワーク補助金(希望者のみ)
  • リモートワーク手当
  • オフィスのデスクやチェアを無償貸与(希望者のみ)

オフィスの有効活用

 従来のオフィス(東京、福岡、鹿児島)は、物理的業務を行うほかに、新しい活用方法としてパートナー同士や他企業、地域とのコラボレーションやコミュニケーションの場としての活用に取り組んでいく。