――まずは御社の事業概要について教えてください。
YOHAKUOfficeでは、『伝えるを「ツタワル」に、価値を「カチ」に。』をミッションに事業を展開してきました。企業活動において重要でありながら、時間的・人材的な問題から負荷の大きい部分を一任いただくことで、企業に“余白”が生まれ、その余白がより建設的な活動につながると考えています。
おもに、デジタルマーケティングおよびPR(SNS運用、広告、サイト構築)、デザイン、システム開発を活用して、企画からゴールまでワンストップでともにブランドを作りあげてゆくことで、無駄が少なく、かつ効果的にサポートします。
――2021年8月に提供を開始した「動画プロモーションコンテンツ」にはどういった特徴があるのでしょうか。
このサービスでは、SNSにおけるPR活動をより効果的にすべく、InstagramやYouTube、TikTokに投稿したり、広告運用に活用できるショートムービーを「当日取材・撮影・編集・納品」することが可能です。全国どこでも対応でき、また短納期かつ比較的安価に、期待の若手クリエイターがクオリティの高い動画作成を行っています。
作成だけではなくFacebook、Instagram、Twitter、TikTok、YouTubeなどのSNSの運用代行や広告運用のサポートまでを一手に引き受けることができるため、動画を使ったデジタルマーケティングは初めてという方にも安心して利用していただくことができると考えています。SNS広告は継続的な展開で効果が高まるため、定期的な情報発信をしたい場合にも最適です。単に動画を作成するだけでなく、訴求目的を考慮し、効果的な活用につなげることができる点が強みだと自負しています。
――本サービス開発の経緯について教えてください。
スマートフォンの保有率が約90%となり5Gが登場した現代において、動画系SNSの普及によって動画コンテンツの利用が増えていますが、動画撮影や編集などを行うとどうしても高単価になってしまい、足踏みをしてしまう企業が多いことを耳にしました。
そこで私たちは動画需要の高まりをうけ、SNSや動画広告におけるPR活動をスピーディーかつ気軽に、そして安価に、まずはやってみたいと思える金額感で導入できるサービスを提供すべく、開発をスタートしました。
――本サービスの開発にあたり工夫した点はありますか?また苦労したことがあれば教えてください。
意識したのは、制作だけではなく、そもそも何のために作るのかをクライアントへ理解してもらうことです。動画の制作をゴールとするのではなく、動画を活用しクライアントのゴールへのステップを早めることを心がけ、動画制作を行っています。
一方、クリエイターとのアライアンス周りや、制作するうえでお客さまの要望をクリエイターサイドへ落とし込む点は、苦労する部分もありました。
クリエイターは自身の技術を使ってよい作品を仕上げていくのですが、美しい映像や、最新の技術を使った動画がクライアントにとって良いのかと言うと、そういうわけではありません。必要なのは、クライアントが動画を作成したい目的からその活用までを見通したアウトプットです。その取りまとめ役として、クリエイターとの間に入りディレクションをすることを重視して動画作成に取り組むことで、訴求効果を最大限に引き出すクリエイティブになっていきました。
――動画プロモーションコンテンツをこれからどのようなサービスに成長させていきたいですか?
今後は、企業だけでなく地方自治体や伝統文化にかかわるサービス展開も視野に入れています。それらに共通するのは、あまりIT化が進んでいないために、伝えたいものを伝えるための技術やツールがないという点です。我々の持つデジタルマーケティングやPR、デザイン、IT技術を活用し、地方自治体や伝統文化を盛り上げていく一助になれればと考えています。