クレジットカードを例に考える インフルエンサーを活用した広告クリエイティブづくりとは

クレジットカードを例に考える インフルエンサーを活用した広告クリエイティブづくりとは
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 広告におけるクリエイティブノウハウを解説していく本連載では、アイディアを考える際に基本となる「メディア」、「コンテンツ」、「ターゲット」にそれぞれ焦点を当てていきます。第5回では、クレジットカードの広告クリエイティブについてお伝えします。

 はじめまして。株式会社D2C R クリエイティブプランナーの久保文奈です。前回の記事ではコミックアプリというコンテンツに焦点を当て、運用型広告のクリエイティブづくりについてお伝えしました。第5回となる今回は「金融系商材」の中でも「クレジットカード」に焦点を当て、運用型広告のクリエイティブづくりをテーマにお届けしていきます。

キャッシュレス決済の現状

 まずはキャッシュレス決済手段を取り巻く環境から見ていきましょう。三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2021年9月に発表した「キャリア決済を中心とした キャッシュレス決済の動向整理」によると、日本のキャッシュレス決済比率は29.7%(2020年)になっており、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、二次元コード決済のすべての決済手段において決済金額が伸びています。中でもクレジットカードを使った決済は、キャッシュレス決済の中でも大きな割合を占めており、クレジットカードショッピング信用供与額の推移は年々増加傾向にあります。

 私たちの周りには多くの決済手段が存在しているため、それらの広告を目にすることも非常に多いと思います。このようにさまざまな手段が存在する中、どのようにクリエイティブを考え、検証していけば良いのでしょうか。

クレジットカード広告で大切なクリエイティブのポイント

 クレジットカードは資産であるお金に関わるため、ターゲットにとって行動に至るまでのハードルが高い商材です。そのため、堅苦しさを感じたり、発行の際にもらえるインセンティブがメインの広告になりがちです。ただ、ポイント集めを目的としたクレジットカード発行につながったとしても、継続して使用してもらうことができなければ、長期的なクライアント企業の利益になりません。

 クレジットカードは発行に至るまで、ハードルの高い商材であるからこそ、ハードルを下げるためにインセンティブを訴求のメインに据える広告が多く存在します。しかし、カードを発行してもらうことも重要ですが、それだけだとターゲットが限定されたり、カード活用までつながらない可能性が高いでしょう。

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