データとクリエイティブの力でマーケティングコミュケーションを設計し、企業のマーケティングAXを支援するアライドアーキテクツは、20年にわたり蓄積してきたSNSのUGC(User Generated Content)をはじめとする顧客の声(VOC:Voice of Customer)データとマーケティングコミュニケーション領域で培った知見をAIで統合・解析し、コミュニケーションの"起点となる"インサイトを継続的に導き出すデータプラットフォーム「Kaname.ax(かなめ・エーエックス)」のサービス提供を開始する。

データプラットフォーム「Kaname.ax」の概要
昨今、生活者の価値観やライフスタイルが多様化・細分化し、従来のマクロデータ分析だけでは実際のニーズや市場変化を的確に捉えることが難しくなっている。一方、UGCや購買者のレビューなど、より具体的で個別性の高いマイクロデータを高頻度に収集・解析し、マーケティングコミュニケーションに素早く反映させる重要性が高まっている。また、こうした状況の中、企業が競争力を維持・強化するためには、マーケティング領域においてもAIドリブンで業務を変革し、マーケティング活動を高速かつ高度化するAX(AI トランスフォーメーション)が不可欠。
同社はSNSの黎明期から、生活者起点のマーケティング分析・戦略・実行に携わり、UGCやレビューを中心としたVOCデータおよび施策成果データを幅広く蓄積してきた。その一貫性とデータの厚みに加え、近年急速に発展しているAI技術の活用で「Kaname.ax」を開発したことにより、膨大な顧客の声から「起点となるインサイト」を発見して即時に企業のマーケティングコミュニケーション設計に活かす支援体系が完成した。
データプラットフォーム「Kaname.ax」の概要
今回発表する「Kaname.ax」は、同社が培ってきたデータ資産を基盤に、VOCドリブンでマーケティングコミュニケーションを設計するために開発したデータプラットフォーム。断片的な分析結果ではなく、持続的な成長に直結する「要(かなめ)」としての知見を提供し、生活者起点で高い成果に繋がる施策の実現を支援する。
おもな特徴
複数の顧客の声データソースを組み合わせ、AIで一元的に解析
SNS投稿、レビュー、EC購買者のアンケート、リサーチパネルの調査結果など、VOCデータを多角的に収集・統合し、AIで一元的に解析。複数のデータソースを組み合わせることで、立体的な市場・顧客インサイトの分析が可能となる。
マーケティングフレームワークに合わせてインサイトの分析結果を出力
Who×What×Howのマーケティングフレームワークや、CEPs(カテゴリーエントリーポイント:消費者が商品・ブランドを購入・利用する際のきっかけ)などに適応するかたちで、データ分析結果を出力。ブランド開発からダイレクトマーケティングまで、戦略立案や施策実行に直結するデータ活用が可能。
施策の実行・検証までを一気通貫で支援
分析結果に合わせた戦略の立案から施策の実行・実装、クリエイティブ設計・制作、効果検証・改善まで、「起点となるインサイト」を軸に一貫してサポート。成果起点型の統合サポートを提供する。
今後の展開
今後は、アライドアーキテクツのソリューションとして、広告やLP、ブランディングやSNSマーケティングにおけるクリエイティブ領域のコンサルティングサービスを提供するとともに、データソース・分析手法の拡張、レポートやチャットなどのUI提供、連携アプリケーションやAPI提供などのリリースを予定している。順次機能をアップデートしていくとともに、Letroやechoesをはじめとしたプロダクトとの連携も強化し、マーケティングコミュニケーション領域におけるAXを加速させていく。