グッドパッチは、日本たばこ産業(以下、JT)が提供する新たなデジタルサービス「Habee(ハビー)」の立ち上げにおいて、デザインおよびプロダクト開発の支援を行った。

背景
JTは、2024年9月に、JT Group Purpose「心の豊かさを、もっと。」の実現に向けた取り組みの一環として、デジタルプラットフォーム「Momentia(モーメンティア)」を公開し、JTグループが展開する多様なデジタルサービスやオンラインストアをシームレスに利用できる「Momentia ID」の提供と、同IDを通じて利用可能な複数のスマートフォン向けアプリサービスの提供を開始した。
そのひとつが、現代人の消極的な余暇時間の過ごしかたに注目し、余暇時間をより個々人にとって有意義なものへと変えることを目指した、目標達成・習慣化アプリ「Habee(ハビ―)」。
グッドパッチは、アプリの構想段階から伴走し、コンセプト設計、UXリサーチ、UIデザイン、エンジニアリングまで一貫して支援。1年以上にわたるプロジェクトを通じて「友達や同じ目標を持つ仲間と、楽しく習慣化に取り組める」という新たな目標達成アプリ体験の具現化をサポートした。
支援内容
1. コンセプトのブラッシュアップと体験設計の支援
サービスの構想段階から参画し、JTの担当者とともに「友達や仲間と一緒に目標達成・習慣化にチャレンジ」のアイデアをより明確かつ実現可能なコンセプトへと磨き上げた。具体的には、JTが保有する調査データの分析を行い「友人同士で楽しく取り組む習慣化」というサービスのコアバリューの明確化、さらには競合との差別化を意識した戦略設計、体験のサイクルをベースとした継続の仕組みづくりなど、サービスの拡張性を見据えた提案を行った。

2.UI/UXデザイン
コンセプト決定後は、目標達成や習慣化の行為を前向きな体験に変えるUI/UXデザインを追求。ユーザーストーリーやシナリオなどをもとにイメージを固めていき、ユーザーがストレスなく目標達成を目指して心地よく続けられるインターフェイスを設計した。

3. Flutterを用いたMVP開発
開発では、限られた期間の中で最小限の機能で価値を届ける「MVP(Minimum Viable Product)開発」の考えかたを共有しながら、要素の取捨選択を議論した。
さらに、開発にはiOSとAndroid双方の開発に対応できるフレームワーク「Flutter(フラッター)」を採用。デザインに理解のあるエンジニアがプロジェクト初期から参画することで、スケジュールを担保しながら触り心地にもこだわった実装を実現した。
プロダクトのリリース後もビジュアル面のアップデートなどを実施しながら、引き続き初期フェーズにおける定着と改善のサイクルを支援し続けている。
Habeeは今後さらなる機能拡充を図り、より多くのユーザーに価値を提供していく予定です。グッドパッチでは引き続き、新機能の開発支援などを通じて、Habeeのさらなる成長をサポートし、JTの新しい挑戦に伴走する。