オプトは、本年3月に提供を開始したCX(顧客体験)開発を支援する「DIGGIN’ CX(ディギンシーエックス)」の独自開発基盤を、生成AIを活用したAI駆動型のCX開発基盤(通称「DIGGIN’ AI(ディギンエーアイ)」)にアップデートしたことを発表。
「DIGGIN’ AI」の採用により、従来の本サービスと同等以上の品質を維持しながら、開発時間の大幅な短縮とコスト削減が可能になる。

AI駆動型のCX開発基盤「DIGGIN' AI」とは
「DIGGIN’ AI」は、プランニングからUX/UIデザイン、システム開発、グロースハックといった、CX開発の全工程に対し、オプトがこれまで培ってきたノウハウと、先進の生成AI技術を融合したAI駆動型のCX開発基盤。「DIGGIN’ AI」を活用することで、従来のCX開発と比較して圧倒的な開発生産性と、それに基づく高いアジリティが実現する。これにより、ユーザーインサイトの深層に潜む本質的なニーズに対応するCXの創出を、大幅な時間とコスト削減を両立しながら提供することが可能となる。
DIGGIN’ AIを活用したCX開発の特徴
プランニング
AIがオプトの知見と市場データを網羅的に学習し、潜在ニーズまで捉えたより良いサービス要件を迅速に定義。
UX/UIデザイン
AIがデザインガイドラインとユーザーデータを分析し、ユーザーの利便性につながるUX/UIデザイン案を素早く提案。
システム開発
ベース設計からAIが自動で高品質なコード生成、厳密なテスト、リリースまで実行し、開発工数と時間を劇的に削減。
サービスグロース
AIが膨大なデータを多角的に分析・シミュレーションし、成功確率の高いグロース施策を導き出し、継続的なサービス改善を加速
「DIGGIN’ AI」の力を最大化する、オプト独自の開発組織体制
先進的なAI基盤「DIGGIN’ AI」を支えるのが、オプトの開発組織体制。統一されたガイドラインと組織マネジメントのもと、プロジェクトに応じて個人やチームがスムーズに連携できる自律分散型の組織を構築している。また、AIが生み出す多様な成果物を、専門人材が監修し、厳格な品質管理を行うことで、信頼性の高い開発を実現している。
技術進化が加速する激しい環境変化にしなやかに対応する適応性と、専門性の高い開発力を有する組織を通じた人とAIの共創が、「DIGGIN’ AI」による高品質かつスピーディーなCX開発を強力に推進する基盤の重要な一部となっている。

今後の展望:AIとゼブラ型組織で創る、新たな価値循環とCXの未来
「AIエージェント×プラットフォーム」で新しい価値循環を創出するインテリジェントプラットフォームへ進化
オプトは「DIGGIN' AI」を、AIとデータを活用し、自律的に学習・進化して、価値創造を支援する「インテリジェントプラットフォーム」へと進化させることを目指している。この取り組みは、短期的な利益追求を超え、持続可能な社会性と経済性の両立を重視するゼブラ型組織の価値観に基づいています。現在、「DIGGIN' AI」はAIモデル間や外部システムとの情報伝達・コンテキスト管理を担うMCP(Model Context Protocol)として機能し始め、パートナー企業との相利共生にもとづいた共創コミュニティの形成を図っている。
今後は、AIエージェント間の連携を深めるA2A(Agent to Agent)を強化し、プランニング、UX/UIデザイン、開発、グロースまでのCX開発の全工程における自律的な連携を加速させる。多様なパートナーとの共創を拡大し、エンドユーザー、顧客企業、パートナー企業、そしてオプトが一体となる持続可能な共創エコシステムを実現。長期的には、「DIGGIN' AI」を外部企業や開発者にも開放し、多様なAIエージェントや開発ツール、データが連携する包括的エコシステムを構築する。このオープンプラットフォーム戦略により、すべてのステークホルダーが相互に価値を創出する真の共創コミュニティを確立し、社会全体への貢献と持続可能な成長を両立する。

オプトは、「DIGGIN' AI」を中核としたこれらの展開を通じて、人とAIが共創する新しいCX開発のありかたを業界に提示し、すべての企業が持続的成長を実現できる未来を目指していく。