ラクスルは、法人向けサービス「ラクスル エンタープライズ」内に販促物のデザインやテンプレート、素材を一元管理できる機能として「デザイン管理機能」を追加した。
同社では、企業が利用するための管理機能を備えたサービスとして「ラクスル エンタープライズ」を開発、同年10月にサービス提供を開始した。統括する部門のアカウントに各拠点のアカウントを連携することで、販促物のデザインから印刷発注、支払いまでが一元管理できるため、販促物のバリエーションの多い、多店舗・拠点展開企業に利用されている。
今回、先行利用している企業へ利用状況を調査したところ、販促物のデザイン制作においていくつかの課題を抱えていることが判明したという。
販促物制作における課題
- 各店舗・拠点の担当者から似たようなキャンペーンの販促物のデザイン制作に関する依頼が集中しており、本部担当者の業務負荷が高い
- 各店舗・拠点の担当者がバラバラにデザインを作っており統制がとれていない
- 使用してはいけない素材が使われていたり、トーン&マナーが管理されておらずブランド毀損が発生している
- 店舗・拠点間で制作した販促物、デザインのナレッジ共有ができておらず、全体最適ができていない
- 社内の共有フォルダ、ストレージサービスにはどこになにがあって、どれが最新のデータかわからない状態になっている
同社は、これらの課題を解決するサービスとしてデザイン管理機能を追加。統括する部門の管理画面にて、販促物のデザインやテンプレート、素材を一元管理できるようになった。
店舗・拠点の担当者の画面上には、常に最新のデザインなどがそろっているため、これまで以上にデザインの管理と印刷注文までがシームレスにつながる。そのため、各拠点担当者から統括者への問合せや確認が減るなど、業務負荷の軽減も可能にする。同サービスの提供を通して、企業の販促活動の効率化に一層貢献していく考え。