サイバーフォートレス、ScreenWatermarkに特定URL限定表示の透かし機能実装

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2022/02/25 20:00

 サイバーフォートレスは、ウェブブラウザを利用して特定のURLへアクセスした際に透かし文字や画像が表示される機能を持った「ScreenWatermark(スクリーンウォーターマーク)」の最新バージョンを販売開始した。PC画面や印刷物、ビデオ会議での画面共有やウェブカメラ映像にウォーターマーク(透かし)を表示させることができる機能が追加された。

 同機能は、特定のサイト(URL)にアクセスしたときだけ、インターネットブラウザのウィンドウにウォーターマークを表示する機能。表示できるウォーターマークは、これまでの「ScreenWatermark」のPC画面表示と同様「ユーザー名」、「日付」、「時間」、「IPアドレス」などのPC情報、「任意の文字列」、「画像」を表示することができる。ScreenWatermark上で設定されたURL(ウェブサイト)を参照しているときだけ、ウェブブラウザ(インターネットブラウザ)のウィンドウにのみ、ウォーターマークを表示することが可能となる。

 働く環境は大きな変化を迎え、多くの企業でテレワーク化も普及し、SaaSなどのクラウドサービスや独自にウェブアプリケーション化されたツールを利用し作業を行うということも増えてきている。そして、機密情報をそのクラウドサービスまたは独自のウェブアプリケーションで扱うということも多くなっている。

 これまではPC画面をスマホやカメラなどで撮影される脅威から守るため、常に画面上にウォーターマークを表示しておくことを推奨していた。ただ、それは機密性の低い業務でも画面に透かしが出ている状態となり、そこまでウォーターマークを表示しておく必要はないのに、表示されていて作業効率が落ちるといったこともあった。

 特定のアプリケーションを起動したときだけ、透かしが出る機能があったが、これはSaaSなどのクラウドサービスなどを利用する場合、ウェブブラウザを指定することになる。そのため、ウェブブラウザを起動している間、ウォーターマークが表示され、結果、何の問題もないウェブページを参照しているときでも透かしが出る状態になっていた。

 ScreenWatermark ではセキュリティ性を維持したまま、より可用性のあるシステムとするため、機能を拡充。機密性の低い業務をしているときは業務がしやすいようにウォーターマークを非表示にし、機密性の高い業務を行うときだけ、ウォーターマークを表示される、ということが可能となる。結果、セキュリティ性を維持したまま、より可用性のあるシステムへの進化を実現した。

特定URL限定表示のウォーターマーク機能概要

  • 特定のURLを表示しているウェブブラウザウィンドウにのみウォーターマークを表示
  • ウェブブラウザで複数タブを利用しているときでも特定のURLを表示しているタブにのみ表示
  • URL指定は部分指定が可能(例:TOPページのURLを指定すると、その配下のページを表示してもすべてにウォーターマークを表示)
  • 「サイト名」でも指定可能
  • 特定URL参照時以外は完全にウォーターマークを非表示とすることが可能
  • 4種類の透かし文字・画像を自由な配置で設定することが可能
  • エージェントをインストールし、表示方法を設定するだけで利用可能
  • Windowsで使用できるほぼすべてのブラウザに対応