NTTPCコミュニケーションズは、NVIDIAが開発した3Dデザインコラボレーションと物理的に正確なリアルタイムシミュレーションを実現する3D開発プラットフォーム「NVIDIA Omniverse Enterprise」を提供開始した。
5GやIoTの進展にともない、オフィスや工場などを仮想空間に再現し、コミュニケーションの活性化、設計や製造プロセスの最適化に取り組む企業が増えている。
「Omniverse Enterprise」は場所・環境を問わないリアルタイムな共同作業や、NVIDIA RTX GPUにより実現する高精細なシミュレーション・XR機能を提供する仮想空間のための開発プラットフォーム。複数のソフトウェアスイートで作業するグローバルな3Dデザインチームが、共有された仮想空間で、あらゆる端末からリアルタイムに共同で編集できるコラボレーション環境を実現する。汎用的な3DシーンフォーマットであるUniversal Scene Descriptionに対応しているため、異なった3D デザインアプリ間でのデータ互換性を提供。また、メディア&エンターテイメント、建築デザインのコラボレーションでの活用が期待されているという。
NTTPCの取り組み
同ソリューションで共同作業を行うためには、仮想インスタンスを動作させるためのハードウェアや、機器を安定的に運用するためのファシリティも必要となる。NTTPCは、同ソリューション対応GPUサーバをはじめ、データセンターやネットワークに至るまで、それぞれの顧客に適したインフラをトータルで設計・提供する。
NTTPCはNVIDIA、Omniverse Partner Council Japanのメンバーとして、さまざまな業界のパートナーとともに、AIイノベーション環境「Innovation LAB」において、同ソリューションの検証を実施している。