博報堂は、日本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkを開発するStake Technologies Pte Ltdとともに、企業のWEB3.0参入と普及を目指し、新しい顧客体験を開発する新会社を設立することに合意した。新会社は2022年内の立ち上げを予定しているという。
近年注目されているインターネットの新しい概念「WEB3.0」は、企業がデータを独占してきた世界から、ブロックチェーンをはじめとする分散技術の活用により、ユーザー自らがデータを管理・共有する世界へと進化していく。
ユーザー主導になればなるほど、誰でも参加できるパブリックブロックチェーンが必要になり、安心して利用できること、そしてユーザーが試してみたくなるような体験開発が重要となる。また、企業側の参入にはブロックチェーンやNFTなどの専門知識と実装力が必要である。
博報堂はこれまでもStake Technologies Pte Ltdとともにクライアント企業のWEB3.0市場への参入支援について協業してきた。AstarNetworkは日本発の誰でも参加できる安心なパブリックブロックチェーンであり、2022年7月には、協業第1弾としてAstarNetworkを活用したカルビーのNFTゲーム施策を実装した。ほかの施策も現在進行中であり、Stake Technologies Pte Ltdとの協業関係も強化している。
新会社設立前より、WEB3.0に参入したい企業に対し、日本発パブリックブロックチェーンを活用して、企業それぞれのニーズにあわせ、ユーザーがトライしやすく、そして楽しんでもらえる体験設計を行い、WEB3.0の新しい施策をスピーディーに開発するソリューションを提供している。