デザインコンサルファーム「A.C.O.」、デザインスプリントカードを開発

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2019/05/31 14:00

 A.C.O.は、UI/UXの知見やノウハウを活かし、オリジナルの「デザインスプリントカード」を開発した。本カードは、新規サービスの開発を支援するUXデザインの手法のひとつであるデザインスプリントを、効果的に進行させるためのツールである。

 Google Venturesが公開しているデザインスプリントの内容を参考に、デザインコンサルティングファームとして、新規事業開発や既存事業のUI/UX改善のプロジェクトに携わってきたA.C.O.が、これまで培ってきた知見やノウハウにもとづき制作した。

 デザインスプリントカードは、実施する前に、スプリント中のプログラム内容を考えるために使用する。作成したプログラムは、デザインスプリントを実施するメンバーに共有したり、プログラムメニューの変更や時間調整を行う時に活用する。

 プロジェクトで解決する課題を明確にし、日ごとに実施するプログラムを手法カードから選んで決めていく。調査・分析→アイデア発散→アイデア収束→制作・検証と、プロセスごとに使える手法カードが色分けされているので、それらを参考にしながらプログラムを考えることも可能。

デザインスプリントカードの色分けは、調査・分析:赤、アイデア発散:黄色、アイデア収束:青、制作・検証:緑、となっている。
デザインスプリントカードの色分けは、調査・分析:赤、アイデア発散:黄色、アイデア収束:青、制作・検証:緑、となっている。

 カードは全部で50枚、そのうち手法は全部で25パターンあり、カードの裏面を見ると各手法の内容がわかるので、プログラムを設計する練習など、教育ツールとしても活用できる。

 ただし、その手法がすべてではないため、今回のカードではA.C.O.がこれまで実践してきた中で活用しやすい一部の手法を選定している。