博報堂プロダクツ、長尺動画のエキスパート集団「Minutes Movie」を発足

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2023/07/28 11:00

 総合制作事業会社の博報堂プロダクツは、長尺動画のエキスパート集団「Minutes Movie」を発足した。

 現在、動画マーケティングでは、購買プロセスにおける「ミドルファネル」が重要なポイントとなっている。「ミドルファネル」とは、認知と購買をつなぐ中間プロセスのこと。ブランディング、啓蒙啓発、効能理解、カスタマーサポートなど、多様な手法で生活者の「興味・好意」をかきたて、「比較・検討」を深め、購入への力強いパスをつくるミドルファネル領域には、短尺動画よりも、1~3分の長尺動画が非常に効果的。また、コネクテッドTVの普及による視聴環境の変化もあいまって、長尺動画の有用性が増している。コネクテッドTV(テレビのインターネット接続)環境下では、スマホに比べて平均視聴時間が大幅に増え、よりリッチな長尺コンテンツが望まれる。ターゲット属性に合った内容と離脱しない工夫があれば、1分超えの長尺広告が15秒よりも高い効果が得られることもある。

 「Minutes Movie」は、マーコム市場の新しいニーズに、卓越したストーリーテリングを提供。長尺動画のエキスパートである7名の映像ディレクターが、これまで培ってきた豊富な経験と、高い専門スキルを活用し、動画マーケティングに映画・ドキュメンタリー・ドラマなど映像エンタメ手法を掛け算し、高い視聴完了率とエンゲージメントを実現する。

マーケティング手法としての「ミドルファネル×長尺動画」ニーズが急増

 「ミドルファネル」とは、ブランディング、啓蒙啓発、効能理解、カスタマーサポートなど、多様な手法で生活者の「興味・好意」、「比較・検討」により理解を深め、購入への力強いパスとなる中間プロセス。そのため、短尺動画よりも、1~3分の長尺動画が非常に効果的。

「Minutes Movie ™」の大きな強みは1分以上を「魅せ切る」こと

 長尺動画でもっとも重要なことは「魅せ切る」こと。つまり、ブランドエンゲージメントしながら、視聴完了すること。「Minutes Movie」には、1~3分の動画を視聴完了させる、ふたつの独自手法がある。

魅せ切る手法1:マーケティング×エンタメ

  • 経営計画×ヒューマンドラマ
  • 理解促進×教育番組
  • 啓蒙啓発×再現ドラマ
  • 品質実感×ドッキリ  など

 多様な「マーケティング手法」と、映画・ドラマ・ドキュメンタリーなどの「映像エンタメ手法」との掛け算で動画化。「気づき」を喚起し、「知りたい」を促進し、長尺動画を飽きさせることなく「魅せ切り」、「買いたい」につなげる。

魅せ切る手法2:離脱防止のストーリーテリング

 短尺動画の離脱防止の方法論を長尺にも活用し、ストーリーを時系列で企画からしっかり設計。「デジタル時代のストーリーテリング×多彩なエンタメ手法」で、最後まで離脱させず完全視聴を実現する。

「興味・好意」型のストーリーテリング例
「興味・好意」型のストーリーテリング例

 「Minutes Movie」には、各専門領域に特化した経験豊富で多彩なスキルを持つ7名のディレクターが在籍。ミドルファネルの課題を、長尺動画で解決する。

 同社では、ビジュアル化(視覚体験化)による新しいマーケティングコミュニケーションの変革を「VX(ビジュアル・トランスフォーメーション)」と位置づけ、「撮影テック」「ライブテック」「エクスペリエンス」「プロダクションDX」「運用・UX」「コンテンツソリューション」「CG・VFX」「AI」「業種別ソリューション」の9つのカテゴリーを軸に「見るを超える体験」を開発・提供している。長尺動画のプロ集団「Minutes Movie」も、このVXの取り組みのひとつとして展開し、飽きることなく魅せ切る動画を提供する。