ショートマンガ創作支援サービス「YOMcoma」、サービス紹介サイトをリニューアル

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2023/11/07 15:00

 ブックリスタが提供する、ショートマンガクリエイターを支援するサービス「YOMcoma(よむこま)」β版は、過去作品がずっと読まれ続けるプラットフォームを目指してサービス紹介サイトをリニューアルした。

「YOMcoma」のこれまでと今

 「YOMcoma」は、これまでX(旧:Twitter)でショートマンガを投稿するクリエイターのサポートツールとして、Xへの予約投稿機能や、Xからの一括取り込み機能などを提供してきた。

 今後は、Xに限らず、ブログサービス、Instagram、TikTok、YouTubeなど、さまざまな場でショートマンガを見てもらいたいクリエイターの創作活動を支援するため、過去作品がずっと読まれ続けるプラットフォームとして価値提供を目指す。同サービスは、通常のSNSやブログと大きく異なり、マンガを新着順で表示するよりも、「その読者にとっての未読作品」を優先的に表示し続ける仕組みとなっている。これにより、既存のSNSやアプリでは時間経過とともに読まれなくなってしまった「過去作品」が、「YOMcoma」のなかでは多くの読者にずっと読まれ続けることが可能となる。

 同特徴をより多くのショートマンガのクリエイターに知ってもらうため、クリエイター向けのサービス紹介サイトをリニューアルした。

リニューアルの背景

 リニューアルの背景として、ショートマンガのクリエイターの「過去作品がSNS・ブログだと読まれづらい、まとめて読みにくい」という課題が大きいことが挙げられる。「YOMcoma」はクリエイターの創作支援のため、定期的なインタビューと新機能の実験を行っている。その中で、多くのクリエイターがSNSだと新着・人気作品は読まれるが、過去の作品はなかなか読まれづらいという課題を抱えており、Xだけでなく、InstagramやTikTokなどを活用するクリエイターに共通している課題だということがわかった。より多くのショートマンガのクリエイターの創作活動に伴走するため、今回のリニューアルを決定した。

 また、TwitterからXへの移行により、Twitter APIを用いたサポート機能のご提供が不安定になってしまったことも挙げられる(Twitter APIのBasicプラン利用上限に達するまで、今までの機能はこれまでどおり利用できる)。

「YOMcoma」のこれから

 今後は、Xに限らず、ブログサービス、Instagram、TikTok、YouTubeなどさまざまな場でショートマンガを見てもらいたいクリエイターの創作活動の支援を目指していく。既存のSNSから乗り換えて利用するのではなく、並行して利用する「作品のストック場所」や「新しい読者と出会いやすい場所」として、より多くのクリエイターを支援し、多くのショートマンガ作品が世に出ていくことを目指している。

 現在、収益化企画として、読者が好きなショートマンガを選んで紙の冊子として購入できる「YOMcomaコミック機能」を展開している。また、作品を読まれやすくするための機能の実証実験も行っており、ThreadsなどさまざまなSNSで利用できる動画や正方形画像を作成する機能、AIがおすすめのタイトル・ハッシュタグを提案する機能などを展開している。

 これからもショートマンガを創作するクリエイターの声に耳を傾けながら、クリエイター1人ひとりの「なりたい姿」を応援し、「困りごと」の解決を目指し、新たな価値提供を行っていく。