ヤマダデンキは、ゲームプラットフォーム「ヤマダゲーム」の新成長に向けて、ゲーム市場変化や法環境に順応できるようガバナンス強化を目的とし、テンダゲームスと2023年10月に新たな契約を締結した。テンダゲームスのゲーム人材をサブスク型で提供する「ゲームスラボ」を最大限活用し、「ヤマダゲーム」におけるブロックチェーンやWeb3.0などの新たなゲーム環境へ挑戦していく。
今回の取り組みにおける背景
テンダゲームスは、「ヤマダゲーム」サービス開始初期の2014年より、開発・運営に参加している。2023年6月からは、「ゲームスラボ」を通じた新体制に移行し、ゲームプラットフォームに関する知見と経験を享受している。
「ヤマダゲーム」が主戦場とするブラウザゲームは、今後も成長が見込まれる。しかしながら、ゲーム市場は、家庭用ゲームやスマートフォンアプリなど、プラットフォームの垣根を越えて、常に激しい競争が行われている。
一方で、ヤマダデンキは、広範な小売業ネットワークと顧客基盤を活用し、リアル&Eコマース事業拡大の計画を進めている。この計画のなかで、「ヤマダゲーム」の成長を促進すべく、ブロックチェーンやWeb3.0などの新たなゲーム環境を視野に入れたガバナンス強化のため、テンダゲームスはゲーム業界に深い知見を持つ弁護士の協力のもと、サービスを行う体制を構築した。
定額で柔軟なゲーム人材提供を行う「ゲームスラボ」とは
テンダゲームスが提供するゲームスラボは、プロジェクト規模やスケジュール進行に合わせ、ゲーム人材を、サブスクリプション型でシェアリング可能なサービス。ゲーム開発から販売までのフェーズにおいて、開発人材からコンサルタントまで、迅速かつ、柔軟に対応。たとえば、プロジェクトの検討段階では、上流メンバーを含めたブレインストーミングを実施、アプリや3Dの要素が必要となれば、開発スキルを持つUnityやUEのエンジニアをラボから参画など、一貫したサポートが提供される。
「ヤマダゲーム」とは
ヤマダデンキが提供する「ヤマダゲーム」は、11周年を迎えたサービスで、ヤマダポイントが貯まるゲームや無料で遊べるソーシャルゲームなど、おもにヤマダデンキの会員アプリから訪れた、多くのユーザーが利用しているゲームプラットフォーム。