日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(東京都港区)に本社を移転。IBMの最新テクノロジーを体感できるIBM Innovation Studioを旧本社・箱崎事業所から移設し、従来の内容から大幅に拡張したことを発表した。
IBM Innovation Studioは、世界19ヵ所にある、ユーザーやパートナーとの共創を推進する施設。IBMの最新のテクノロジーの展示や、社内外の専門家の知見や経験の共有、デザイン思考のワークショップなどを通じて、革新的なアイデアを創出し、変革に向けて活動する場を提供している。日本ではさまざまな業界のユーザーやパートナーとともに毎年約1000セッションを実施し、テクノロジーによる変革を推進してきた。
今回、日本IBMは、ユーザーやパートナーとの共創をさらに加速させるため、これまで箱崎事業所に設置していたIBM Innovation Studioを大幅に拡張して虎ノ門本社に新設。新たなIBM Innovation Studioでは、プロジェクション・マッピングや、TOKYO NODE VOLUMETRIC VIDEO STUDIOの取り組みにより、キヤノンのボリュメトリックビデオ技術を活用して名刺上に3Dで自身の小さな分身を表現できるARソリューション、5月に新設予定の360度スクリーンでIBMのテクノロジーを体感できる没入型体験空間など、先進のテクノロジーや共創の具体的成果を、楽しみながら、よりわかりやすく体感してもらい、新しいアイデアを創出するための工夫を随所に取り入れている。
また、そこから生まれたアイデアをIBMの専門家との議論につなげることで、共創をより加速させることができるよう、ミーティング・ルームに加えて、専門家の知識を共有するエキスパート・ゾーンや、ワークショップなどを通じてカジュアルに意見を共有できるCo-Creationスペースを設けている。