レバテックが運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント「レバテックキャリア」は、2018年〜2019年にかけて新規登録された求職者データをもとに、現在の正社員ITエンジニア動向調査を実施した。
調査結果の概要は、下記のとおり。
JavaをメインスキルとするITエンジニアが約4割、SI業界で引き続き高い需要
正社員として転職を希望する登録者のメインスキル(プログラミング言語)の割合は、Javaがトップで42.0%、次いでPHPが10.5%、C#・C#.NETが9.2%という結果になった。
Javaをメインスキルとする登録者が圧倒的に多いのは、SIerにおけるJavaの採用率の高さが影響している。
登録者の5割以上が20代、女性ITエンジニアの割合も徐々に拡大
登録者の年齢層は、20代が全体の54.0%を占める結果となった。とくに、20~24歳は昨対比で6.4ポイント上昇しており、第二新卒世代の転職活動が活発であることが見てとれる。
男女比については、2018年は男性88.3%、女性11.7%だったのに対し、2019年は男性85.5%、女性14.5%と女性の占める割合がやや拡大した。
転職理由のトップは「キャリアアップ」、収入や労働条件への不満は縮小傾向
転職理由のトップは「キャリアアップ」35.2%、次いで「仕事内容への不満」27.3%、「労働条件が悪い」11.5%という結果になった。
転職活動で優先したいポイントは「スキルアップできる環境」かどうか
求職者が転職先選びで優先するのは「スキルアップできる環境」が55.1%ともっとも多く、昨対比でもやや上昇している。
内定者ひとりあたりのエントリー数は、非内定者の約1.4倍
同サービスへ新規登録した求職者の求人エントリー数を比較したところ、内定者は非内定者の約1.4倍多くの求人にエントリーしていることがわかった。
エントリー数が多い求職者ほど内定を獲得しやすいといえるが、その中でもSIerからウェブ系など、業界変更を希望する求職者は内定獲得のハードルが高いことを理解しているため、結果的にエントリー数も多くなる傾向にある。
調査概要
- 調査対象:「レバテック」の新規登録者のうち特定のプログラミング技術を用いた実務経験がある人材の登録データ
- 集計期間:2018年1月1日~10月31日、2019年1月1日~10月31日