フェンリルは、米国に現地法人「Fenrir North America Inc.」を設立した。
2005年に大阪で創業したフェンリルは、国産ブラウザ「Sleipnir(スレイプニール)」や、スマートフォン・ウェブアプリ400社600本以上の共同開発実績をもつ。今回、新たなビジネスの創出とデザインと開発の拠点として、米国に「Fenrir North America Inc.」を設立。これを拠点に営業・マーケティング活動を強化し、大規模な米国市場で事業拡大を図る。
Fenrir North America Inc. 開設の背景
フェンリルでは創業当時より「1億人のファンをつくる」という思いを掲げ、Sleipnirをはじめとした自社プロダクトの開発や共同開発事業によって、多くのハピネスを生み出してきた。
常に前進を続け、新たな挑戦を続けるフェンリルは、大規模なマーケットが展開される米国で「1億人のファン」の実現へとよりいっそう歩みを進めていく。
また、昨今の日本企業にもたらされているビジネスチャンスがフェンリルにとっての機会でもあると捉え、これまでにないシナジーを市場で生み出すことを意図している。
設立の目的
これまでに設立した海外拠点は中国子会社が3ヵ所。2014年の成都、翌年の大連、2021年の上海と、アプリ開発の可能性を広げてきた。今回の米国進出では、新たに組織された専門チームが主体となり、日本国内はもちろん中国子会社のメンバーとともに、フェンリルのデザインと技術を、アプリ開発にとどまらない幅広い分野で提供する。
Fenrir North America Inc. Chief Executive Officer 嶋田時久氏コメント
Fenrir North Americaの所在地であるシリコンバレーには、世界的なIT大企業のみならず、大学・投資家・サービスプロバイダー・研究機関・サポート機関のエコシステムが存在しており、フェンリルの中国での海外実績とともに、フェンリルをさらに大きく成長・グローバル化できる可能性が存在していると認識しています。
海外進出されている企業のグローバル化は、ソフトウェア開発にも、その仕組みや人々のコミュニケーション方法、企業が提供するサービスの種類にも大きな影響を与えています。Fenrir North Americaが、フェンリルの新たなクリエイティブ拠点として、お客さまの課題解決に貢献できればと願っています。