串カツ田中HD、クリエイティブ業務を担う100%子会社として「UKYE」を設立

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2024/11/20 08:30

 串カツ田中ホールディングスは、今回同社のクリエイティブ業務を担う100%子会社として「株式会社UKYE」を新たに設立したことを発表。

UKYEについて

役割

  1. 新規事業立ち上げの際に、デザイン担当で社内プロジェクトチームの一員として稼働し、ブランドイメージを固めていくことで、ブランド価値の創出に寄与する。
  2. 同社グループにまつわるデザインのクオリティ向上と、デザイントーンを統一することで、ブランド力の向上につなげる。
  3. 他社業態のクリエイティブ業務を請け負うことで、日本の外食産業全体の底上げにつなげていく。

UKYE制作のデザインについて

 本質を見極めたクリエイトと、限界までこだわり抜く熱量。本質を見極め、限界までこだわり抜く熱量を持ってクリエイトする。これがUKYEのすべての根幹となっている。そのような想いからできたデザインは次のとおり。

京都天ぷら天のめし - クリエイティブ

美味しい天ぷらと、エンタメを融合した全く新しい飲食業態である「京都天ぷら 天のめし」。京都の祇園町という土地柄、インバウンド顧客が多く、ターゲティングをそこに絞り込んで顧客体験の一部としてウェブサイトの構築と、ウェブと連動するような店舗内のアイテムをデザインした。

ウェブサイトデザイン・イラスト

「天のめし」という物語に入っていくような体験をしてほしいという想いから、スクロールでワクワクするギミックを用意した。

オリジナルの伝票板・二次元バーコードサイコロ・産地表明版

串カツ田中ホールディングス - リクルートサイト

 現在のリクルート市場を調べたところ、飲食業態を第一志望として希望する人は5%以下ということが判明。普通のリクルートサイトでは、誰の目にもつかないという課題があった。また、新卒世代の求めるものとして、スキルアップや、ゲームとの親和性が高かったこともあり、それを掛け合わせて「ロールプレイングゲーム(RPG)」をコンセプトにしリニューアルした。

 同社の仕事内容や制度内容をRPGのように見立て紹介しており、試練(仕事)を攻略することでどのようにレベルアップ(キャリアップ)していくか、どのような技や武器(スキル)を身につけることができるかを、新卒の人たちが具体的にイメージしやすい作りに仕上げている。

社名に込めた想いについて

 日本を代表する絵画形式である浮世絵にちなんで「UKYE」を社名としている。もっとも有名な浮世絵師のひとりである葛飾北斎はこんな言葉を残したとされている。

「人物を書くには骨格を知らなければ真実とは成り得ない」「あと10年、いや5年の命を与えてくれば、本物の絵描きになることができるのに」

 当時、浮世絵師の思考には、ものづくりは物事の本質を捉えることという論理的思考、貪欲にスキルを磨き上げいいものを作るという情熱、このふたつがあったのだと考えており、それは現代のクリエイティブにももっとも必要な要素。

 UKYEは物事を論理的に理解し、情熱をもってクリエイトすることで、新たなジャポニズムを海外へ広めていく。

ロゴについて

 デザインは基本図面(絵)で表現されており、その中でも一番大切な浮世絵の「え」を全体で表現している。

 また、ロゴの各部分にも意味を表している。

 今後、同社は串カツ田中をはじめとした各ブランドで、ユーザーへのおもてなしで笑顔を生むだけでなく、UKYEが生み出すクリエイティブをとおして、より良いものをユーザーへ提供していくことで、ブランド価値を向上させていく。