再春館製薬所、創業100周年に向け新たなキーメッセージ「ポジティブエイジカンパニー宣言」を発表

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2025/04/10 06:30

 再春館製薬所は、創業100周年を迎える2032年に向け、改めて目指す指針となるメッセージ「ポジティブエイジカンパニー宣言」を発表。同宣言は、「明日が楽しみと思える毎日をつくりたい」という企業としての意志表明にとどまらず、「顧客/社員とその家族/協力者/地域/地球(自然)」に対する、独自性の高い「漢方の製薬会社としてのソリューション」提案という中長期的な事業計画としての側面も。

  各ステークホルダーとの「共創の歴史」というべき創業100周年にあたり、改めて立ち返ったのは、再春館製薬所の原点「漢方理念」。この「人間が生まれながらにして本来備える生命エネルギー」を"自己回復力"と位置づけた観点から、本質的かつ広範囲な提案につながる研究・製品開発、新規事業展開などに取り組み、さらに「次の100年」を目指せる、社会から求められ存続する"なくてはならない"企業としての地盤を固めていく。

創業100周年に向けた新たな挑戦「ポジティブエイジカンパニー」

 創業100周年を8年後の2032年に控え、再春館製薬所が改めて今後の方向性を再定義するにあたり、独自性と強みへの"原点回帰"と同様に立ち返ったのが、その歴史。社名のルーツは江戸時代にまで遡る再春館製薬所が「熊本に拠点を置き続ける理由」は、製販一体という業態とも深く関連する。地下水エリアのミネラル豊富な伏流水を、ものづくりに欠かせない大切な原料として活かせる環境、そしてその恩恵に対する感謝を、地下水の「涵養」という恩返しで示すことは、熊本、ひいては自然とともにある会社としての取り組み。

 また、先日ブランド誕生50周年を迎えた「ドモホルンリンクル」の歴史も、顧客/社員とその家族/協力者/地域/地球(自然)というステークホルダーとの共創で得られたもの。日々1万件ものコミュニケーションが発生するコールセンターに愛用者の「生の声」が直接届くダイレクトマーケティングという業態だからこそ、要望から生まれた新製品、意見を受けて改善されたデザインやサービス、再春館製薬所から行う「提案」など、数多くの二人三脚から生まれた進化も特徴的。

 今回宣言する「ポジティブエイジカンパニー」は、再春館製薬所だからこそできる形で、顧客の幸せと心身・社会的にも満たされた状態による「明日が楽しみと思える毎日」をつくり、「末長いおつきあい」を実現したいという意志表明。ドモホルンリンクルなどの美容領域にとどまらない、広範かつ本質的な分野における「漢方の製薬会社として提供する、独自のソリューション」で、新たな価値と歴史を共創していく。

包括的な領域での「4つの明日」にもとづく、中長期的な事業計画

 「ポジティブエイジカンパニー」として今後展開する領域は、「4つの明日」を生み出す事業を基軸に計画されている。これら4つの領域が満たされた状態が「明日が楽しみに思える毎日」をつくるという考えのもと、新規の商品・サービスなどを提案する。

負のない明日

年齢を重ねることで顕在化する「やりたいことができない」「思うように動けない」などの悩みに対して、「フレイル(心身の虚弱状態)」に陥らないように、お客様の健康寿命を延ばし、いつまでも自分らしくいられることを応援する事業。現行商品の生薬製剤「痛散湯(つうさんとう)」や機能性表示食品「歩みのゼリー」なども同領域。

健全な明日

現代社会を生きる上で乱れがちな生体リズムを、食・入浴などを新たな発想で日々の「活動/休息」の切り替えとして活かしつつ、漢方の視点「季節」までも考慮した調整で、年間単位でも健全な毎日を支えるソリューションの提供など、顧客のいきいきとした日常を支える事業。

自信のある明日

「ドモホルンリンクル」をはじめとする製品・サービスから提供される効果と価値、内面から輝くような自信・周囲にも幸せが広がって循環していく「うれしい連鎖」などのつながりを提供する事業。

心豊かな明日

新しい価値観や自分の発見にもつながる「体験」や「インプット」で、生活や人生を豊かにする事業。「新しい自分を発見する旅」として、旅行企画やリトリート、宿泊施設などの提供という事業領域の可能性も。

今後の展望に関連する事業・施策

 今回の宣言を、「ポジティブエイジカンパニー」としての活動元年とするべく、近日中に実施する具体的な取り組みについて発表。

「ドモホルンリンクル ファンフェスタ ~感謝と共創の未来へ~」

2025年4月19日(土)に「50年を支えて下さった方々への感謝を込めて、一緒に51年目の新たなスタートを」という目的のもと、初の参加型大規模イベントを開催する。

新ブランド「ポジティブリズム」立ち上げ

「健全な明日」事業の主軸となる、生体リズムを整える新ブランド「ポジティブリズム」をローンチ。旧「Lashiku」ブランドとして展開した「現代社会を生きるための、漢方発想ライフスタイル商材」の独自設計をパワーアップし、日常生活における「日内」「週」「季節」という3つの時間軸のもと、自身の生体リズムの最適化を図る製品やサービスを展開。

また、これまでの九州大学との生体リズム研究に加え、新設されたグループ会社「再春館共創ラボラトリー」を拠点に、外部企業や研究機関との連携を強化。共同研究とオープンイノベーションを推進し、新たな視点からさらなる生体リズム解明と製品開発を加速する。

グループ会社「再春館共創ラボラトリー」新設

 新時代の「明日を楽しみ」と思える社会を実現する「新しい価値創造」のため、外部企業や研究機関との連携を意図し、そのハブとなるべくして設立された新会社。共同研究・共同開発やアライアンスを積極的に進め、お互いの理念や思想が一致する「共創パートナー」においては、出資やM&Aも含め、お互いの事業成長の拡大と加速化にもつなげていく。

戸建てプロジェクト「ポジティブエイジハウス」を提案

漢方理念にもとづく"養生"の知恵、人体科学や行動学・運動学などの知見を持つ再春館製薬所と、サステナブルな暮らしを提案するハウスメーカー「Lib Work」がコラボレーションし「漢方の製薬会社が考案した、健康寿命を延ばす住環境」。AIやIoTを軸としたスマートハウスとは対極にある「自然と人をつなぐ住環境」における、"自己回復力"を育む暮らしを提案する。