アクタスは、「THE BASEMENT HOTEL Osaka Honmachi」にて、アクタスでは初の取り組みとなるブランディングから受託し、同ホテル改装に関わる内装デザイン、設計・施工を担当した。

THE BASEMENT HOTEL Osaka Honmachi
「THE BASEMENT HOTEL Osaka Honmachi」は、ロイヤルホールディングスと双日が共同で出資し、ロイヤルグループでホテル事業を担うアールエヌティーホテルズが運営する新業態のライフスタイルホテルブランド「THE BASEMENT(ザ ベースメント)」の1号店としてオープンするもの。
大阪市西区西本町に位置する、地上14階、119室のホテルの改装にあたり、アクタスでは、アールエヌティーホテルズより、Z世代をターゲットに据えたホテルのブランディングを受託。コンセプト、ネーミング、ブランドロゴデザインと、ホームページ監修、およびアメニティ、スタッフユニフォームのセレクトをサポートした。これまでの、客室内装やロビー、レストランなどのFFE(ファニチャー・ファブリック・エクイップメント)にとどまらない、ホテル設計の上流からの新しい取り組みを開始する。
リニューアルコンセプトは 「be Tickled Pink(大笑いして喜んで)」
Z世代に向けて、旅のあいだ中ずっと笑って、喜びを分かち合いながら過ごせる空間とサービスを提供。気の合う友人同士の、忘れられない旅の思い出を彩る場所として、デザインやアート、インテリアを通して非日常的な体験を創出し、若い感性を刺激する。


ロビーは求心力のあるカラフルなソファを中心に、オリジナルのタイルやワイヤーメッシュなど、カジュアルな素材も取り入れて構成。
ネーミング 「THE BASEMENT(私たちの秘密基地)」とロゴに込めた思い
ネーミング「THE BASEMENT」には、4つの思い「居心地の良さ」「独自性と魅力」「下から支える力強さ」「冒険心や発見」が込められている。
ロゴのBの上部を余白として表現することで、ベースの上に広がる無限の可能性を象徴している。このデザインには、ゲストや地域をはじめとした、THE BASEMENT に関わるすべての皆さまとともに“新たな価値”を築き上げていきたいという未来への願いを込めている。

SMALL COMFORTABLEをテーマにプランした客室は、日常とは一線を隔す色使いのインテリアで「かわいさ溢れる秘密基地」を創造。内装やサイン計画、ホテル備品に至るまで、好奇心とセンスを刺激するデザインは、若い世代の旅の記憶の一コマを彩る存在になる。
また館内には、秘密基地から着想した、グラフィカルなデコレーションやアート作品などを配置し、発見や驚きを散りばめている。モールス信号をアレンジしたサインや宿泊客に向けたメッセージも各所で表現している。



旅行者どうしのコミュニケーションが生まれる、ソーシャルラウンジ
14階の共有スペース「THE BASEMENT LOUNGE」は、セルフ型のイートインスタイルを採用。内装は、ピンクとブルーを基本カラーに、造作のテーブルやソファをエリアごとに配置し、デザイナーズチェアやオリジナル照明を合わせた。目を引くサインも各所に設置している。ひとりでも、大人数でも、各々のスタイルで過ごせるよう、テーブル席、カウンター席、ラウンジ席を設け、エリアごとに変化のある設計にした。宿泊客どうしのコミュニケーションが生まれることも想定したソーシャルなエリア。
レストルームは一転ホワイト一色で、ほっとできる空間に。控えめなスポット照明とアートで、ギャラリーのような演出を施している。その他ほかにも、館内の各所にフォトジェニックなコーナーを設け、旅の思い出づくりに一役買う。



各所にアーティストの作品も展示
