ヘッドウォータースとヘッドウォータースコンサルティングは、大和証券グループ本社、QUICK と協働し、写真に写った物品から連想される企業の株価等の投資関連情報を表示するスマートフォン向けアプリ「Daiwa Lens β版」をリリースした。
リリースの目的
近年、社会環境の変化により、預貯金だけでなく有価証券による資産形成の重要性が増すなか、若年期から金融や経済の知識や判断力が必要不可欠となっている。同時に、社会的・職業的な自立に向けて、子どものころから生きかたや進路を主体的に選択する資質や能力を身に付けることが求められている。このことから、小学校・中学校・高等学校の新学習指導要領では、金融経済教育やキャリア教育の拡充が図られている。
本アプリは、マルチモーダルな生成AIを利用し、本アプリ利用者の撮影した写真から連想される企業の株価などの投資関連情報を表示。本アプリ利用者は、スマートフォンによる撮影という手軽な方法から企業の株価等を調べることができ、金融経済分野になじみのない人でも、身の回りの物品から投資や資産運用に関する情報を手に入れることができる。
大和証券グループでは地域の学校や一般・職域の人々を対象に、社員が講師を務める出張授業・セミナーなどの支援活動を実施しており、受講者にあわせてより楽しく金融知識を学ぶ機会を提供するために、本アプリを活用した教育プログラムの開発も進めている。
今後、利用者からのご意見・ご感想を参考に本アプリの機能や教育プログラムを随時拡充していく予定。
アプリ開発における役割
ヘッドウォータースとヘッドウォータースコンサルティングは、最先端の生成AI技術とユーザー視点重視のデザインアプローチを活用して、「Daiwa Lens β版」の開発において以下の技術的貢献を行った。
高度な画像解析技術の導入
OpenAIの「GPT-4o mini」を活用し、ユーザーが撮影した写真に写った物品から連想される企業の株価情報を迅速に提供する機能を開発した。
直感的なUI/UXデザインの提供
株式取引で一般的に使用される「ローソク足グラフ」は、初心者にとって理解が難しい場合がある。そこで、ヘッドウォータースとヘッドウォータースコンサルティングは情報を直感的に理解できるシンプルなグラフデザインを提案し、初心者でも投資関連情報を理解しやすくした。
これらの技術的取り組みを通じて、ヘッドウォータースとヘッドウォータースコンサルティングは、金融・資本市場を含む多様な業界で革新を支援し、企業価値の向上に貢献していく。
同アプリの主な機能
撮影機能
写真を撮影すると関連する企業の株価を表示。表示された株価をタップすることで、その企業の詳細情報を見ることができる。
お気に入り機能
一度表示した企業は、お気に入りに登録することで、いつでもその企業の情報を見ることができる。
ランキング機能
ほかの利用者がどのような企業に注目しているのか、ランキング形式で確認することができる。
利用イメージ
