デジタルオーディオ広告を手掛けるオトナルは、年代別メディア利用実態をまとめた「国内Z世代 音とメディアの利用実態調査」レポートを発表した。この調査は15歳から79歳の男女10,000人を対象に2025年6月に実施したもので、Z世代と他年代を比較し、メディア別の接触時間やワイヤレスイヤホン利用状況などを分析した。

調査結果によると、音楽、動画、SNS、音声コンテンツの利用時間はいずれも若年層ほど長い傾向がみられた。特に音楽利用時間は10代が最多で、動画についても10代・20代の約半数が1日に1時間以上利用している。SNSの利用時間も顕著に長く、10代では32.7%、20代では23.6%が1日2時間以上SNSを使用しているという。
一方、テレビ利用は10代・20代でも過半数が1日30分以上コンテンツを視聴していたが、高齢層になるほど視聴時間が長くなる傾向があり、他メディアと異なる結果となった。




また、ワイヤレスイヤホンの利用については10代の73.7%、20代の65.3%が月1回以上利用しており、50代以上と比較して利用率が大きく高かった。イヤホン使用時は全年代で音楽ストリーミングや動画サービスの利用が多いが、Z世代の特徴としてSNSやモバイルゲームでの利用率も高かった。


調査概要
- 調査時期:2025年6月
- 調査地域:全国
- 調査対象:15歳から79歳の男女
- 調査人数:10,000人