ネット印刷で価格が安いのはどこ!?コンビニのネットプリントも比較

ネット印刷で価格が安いのはどこ!?コンビニのネットプリントも比較
  • X
  • Facebook
  • note
  • hatena
  • Pocket
2022/04/28 00:00

 インターネットの普及や回線の増強、宅配システムの進歩などにより、印刷物をネット上で発注・受注できるネット印刷会社も増加してきました。しかし、ネット印刷会社は非常に多く、どんなポイントで選べば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はネット印刷会社の選び方とおすすめ印刷会社をご紹介します。急ぎや少数の場合にコンビニプリントを利用する方法もご紹介しますので、ぜひ比較・検討にご一読ください。

ネット印刷会社の選び方

 まず、ネット印刷会社をどんなポイントで選べば良いか、選び方をご紹介します。

選び方①:コスト・価格

 対面で発注・受注する印刷会社と同じように、ネット印刷も印刷会社によって価格もオプションも異なります。特に、初期価格が安くても、やりたいことと合わせると結局オプションで高くなる、ということも考えられます。他の印刷会社と比べて安いとうたっているところの中には、印刷するなら欠かせないサービスでもオプションになっているところもあるため、注意しましょう。

 また、逆にあまりに安すぎると、紙やインクの質が劣る可能性もあります。多くの印刷会社はホームページにオプション料金や手数料を掲載しているため、発注のために必要なコストをしっかり計算して検討しましょう。

選び方②:スピード

 24時間いつでも注文できるのは、ネット注文だからこそです。しかし、受付を24時間しているからと言って、すぐに取りかかってくれるとは限りません。納期をしっかり確認しましょう。

 特に、短納期で対応してくれる会社の中には、土日や祝日にも営業してくれるところがあります。こうした会社を選べば、急な発注やどうしても間に合わせたい納期にも対応してもらいやすいでしょう。

Banner with four cans of colorful paint on red background

選び方③:品質

 ネット印刷会社では、どうしても実際に見たり触ったりして実際の印刷物の品質を確認することができません。そのため、まずはホームページや口コミなどで、品質についてよくチェックしましょう。特に、印刷技術や生産設備の充実などは重要なポイントです。

  また、発注までに時間があるなら、サンプルを注文してある程度の参考基準とするのも良いでしょう。オフセット印刷の場合、標準は175線ですが、210線以上であると一般的に品質が高いと考えられますので、これを一つの基準にする手もあります。

選び方④:利用のしやすさ、サポート

 インターネットから発注するという性質上、サイトの使いやすさは非常に重要なポイントです。サイトがごちゃごちゃしている、商品やオプションを選択する画面がわかりづらいなどの場合、発注ミスにつながる可能性がありますので、避ける必要があります。

  また、サポート体制の厚さも重要です。電話サポートを行っている曜日や時間、データチェックサービスなどを確認しておきましょう。また、データに不備があって差し戻された場合、納期が大幅に遅れてしまうこともありますので、多少の不備は直してもらえるデータ修正サービスのある印刷会社を選ぶのも一つの方法です。

ネット印刷会社のおすすめ3選

 前述の4つのポイントに従って、おすすめの印刷会社を3つご紹介します。

Young beautiful Asian woman showing number 3 and pointing up with finger number three

プリントパック

 業界最安値を誇るプリントパックは、他社の方が安い場合はポイント還元してくれる仕組みがあるなど、コストにこだわっている印刷会社です。とはいえ、品質も決して低いわけではなく、オフセット印刷標準の175線を採用しており、サンプルの取り寄せも可能です。

 サイトも情報量は多いものの、整理整頓されているため見やすくわかりやすいほか、普段使い慣れているWordやExcel、PowerPointなどのOfficeファイルで入稿が可能(別途手数料が必要)です。スピード対応でもクオリティが変わらず、入金確認前にデータチェックや印刷に取り掛かってくれるため、とりあえず先に発注だけしたい、という場合にも便利です。

ラクスル

 ラクスルは自社で印刷工場を持たない代わり、全国の印刷会社と提携して空いている機材を利用することでコスト削減を実現しているため、プリントパックに次ぐ安さを誇ります。ただし、この点でどうしても使う機材によって品質に多少の差が生まれてしまうのが難点です。

  一方、サイトの使いやすさは群を抜いていて、シンプルでわかりやすく、見た目も落ち着いていて発注しやすいです。また、デザインテンプレートが豊富なため、比較的初心者の方でも簡単に見やすくオシャレなチラシや名刺、ポストカードなどのデータが作成できます。

東京カラー印刷

 東京カラー印刷は、工場まで取りに行けるなら入稿から120分での引き渡しが可能という超スピード対応が可能です。品質も最新技術の導入で標準を上回る240線に対応、サンプルの取り寄せも可能です。

 サイトにはチャットボットも搭載されていて、急いでいる人にも簡単にわかりやすくヘルプが利用できます。冊子印刷や、折り加工が必要な印刷物など、ひと手間かかる印刷物でも高品質に仕上げてくれるのが嬉しい印刷会社です。

コンビニのネットプリントおすすめ3選

Business woman is using the printer to scanning and printing document

 ネットでわざわざ印刷会社に頼むほどではない少数印刷のとき、または、非常に急いでいて数時間〜1日も待てない、というときには、コンビニのネットプリントを使う方法もあります。ここでは、大手コンビニのおすすめネットプリントを3つご紹介します。

 また、いずれのネットプリントもスマホアプリからのWi-Fi転送にも、現地に持ち込んだメディアからの印刷にも対応しています。

セブンイレブン

 セブンイレブンのネットプリントは、写真プリントに強く、美肌補正に対応しているのが大きなポイントです。元画像よりもやや明るめの写真にしたい、肌を補正したいなどのこだわりがある場合は、セブンイレブンの写真印刷を使うと良いでしょう。L判1枚あたり40円で印刷できます。

  また、セブンイレブンのネットプリントの特徴として、コントラストが強い、線がはっきりと出やすいなどがあり、ややざらついた印象、影が濃い印象を受ける可能性があります。柔らかめの印象にしたい場合には、他のコンビニの方が良いかもしれません。スピードは3社の中で最も速く、10秒程度で印刷できます。

ファミリーマート

 セブンイレブンよりも安く、L判の写真が1枚30円で印刷できるのがファミリーマートです。セブンイレブンと比べるとコントラストが弱めで全体的に色が抑えられているため、ざらざら感が少なく柔らかい印象の写真に仕上げられます。ただし、細かい部分が不鮮明に見える可能性もありますので、細かくくっきりした画像には向かないかもしれません。

  印刷された光沢紙は印刷直後には丸まりやすいですが、時間が経てばおさまります。紙の厚さが標準程度なので、丸まりの影響は受けるものの、わざわざ押さえないと直らないというわけでもないようです。

ローソン

 ローソンとファミリーマートはどちらもシャープ製のコピー機を導入していますが、ローソンに導入されているマルチコピー機なら「小冊子プリント」と呼ばれる特殊な印刷が使えます。すぐに冊子を作りたいという場合は、ローソンを選ぶと良いでしょう。

 また、白飛びなども少なく、薄い色もきれいに印刷しやすいのがローソンのカラープリントの特徴です。ローソンはファミリーマートと同じくコントラストが弱めに抑えられている分、繊細な色表現が可能と言い換えても良いでしょう。

ネット印刷を上手に選ぼう!急ぎ・少数ならコンビニを使う方法も

 ネット印刷会社は種類が多いため、今回ご紹介したようなコスト、スピード、品質、使いやすさやサポートなどのポイントをおさえて比較・検討し、選ぶと良いでしょう。また、どうしても急いでいる場合や小部数の場合は、コンビニのネットプリントを使う方法もあります。コンビニプリントにも各社で特徴がありますので、求める仕上がりに合ったネットプリントを選びましょう。