価格やスケジュールは執筆時点のもので、状況により変動する可能性があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
デザフェス初心者が出展する流れ
まずは、デザフェスに出展する流れについて、詳しく説明していきます。
申し込み・当落発表から開催までは約6ヶ月
デザフェスの申し込みは、開催の約6ヶ月前から申し込みが始まります。当然、希望者の数は多いので抽選となり、早い者勝ちではなく抽選の運次第で出展できるかどうかが決まります。
当選したら入金
当落発表は応募から約1週間後、入金の案内とともにご案内メールが届きます。選んだブースや日程に応じてかかる金額の案内がきますので、支払いを済ませれば出展の確定、となります。
火災に関連しそうなものの出展には、火気消防申請を
火気消防申請が必要なものは、申請書の提出が必要です。キャンドルやガスコンロ、はんだごて、アイロン、可燃性ガスなどはもちろん、ブースに持ち込む場合は車やバイク、高さが4m以上になるディスプレイなども火災に関連するとして、申請書の提出が求められます。
ハンドメイドの洋服やアクセサリー、紙面でのアート作品などはまず申請の必要はありませんが、ハンドメイドのキャンドルやワークショップを行うためのアイロンやはんだごてなどは申請の必要がありますので、自分の出展するものが該当するかどうか、よく確認しましょう。
出展名・住所の修正、出展者紹介
パンフレットに載る出展名に誤字脱字があった、登録住所が申し込みから開催の間に急遽変わった、変わる予定がある、などの場合は、受付期間内にチェックし、必要に応じて修正が必要です。
追加オプションの申し込み
以下の追加オプションを申し込みたい場合は、申請期間内に申請しておきましょう。
- 出展者パス(3枚目以上が必要な場合)
- 駐車券
- 電源設備
例えば、ブースでライトを使う場合、ブースに3人以上人手が必要な場合には、電源設備や出展者パスの追加オプションを利用しましょう。ただし、ブースに入るのが2人までであれば、もともと付属している出展者パス2枚だけで足りますので、追加オプションは必要ありません。
レンタル備品の受付、パフォーマンス申請
デザフェスで貸してもらえるのはあくまで場所であり、机やイス、パーテーションなどは持ち込むか、レンタルする必要があります。また、ブース内で演奏やダンスなどパフォーマンスを行う場合は、申請が必要です。いずれも速やかに申請しましょう。
初心者の場合は規定に沿った机やイスの持ち込みは難しいでしょうから、レンタルを申し込むのが無難です。また、机からはみ出るような布を飾る場合は防炎製品でなければならない、などの規定もありますが、こうした防炎製品もレンタルできます。ただし、レンタルできる備品には数に限りがありますので、早めに申し込みましょう。
出店者向け案内の郵送
1ヶ月くらい前になると、出展者向けの案内が郵送されてきます。ブースNo.や出展者パスと首から下げるためのパスケース、開催フライヤーのほか、注意事項や会場の図面、レンタル備品や防炎製品の申込書も含まれています。
早朝搬入申込
デザフェスは11時開場のため、原則として搬入時間は7〜11時と決まっています。その間に搬入や準備が間に合わない、あるいは時間が合わないという場合は、土曜日に限り、3〜5時の早朝搬入ができます。1ヶ月前までの申請を忘れないようにしましょう。
Twitter RT祭り
最後の告知期間として、「#デザフェス」のハッシュタグをつけて告知ツイートをすると、デザフェス公式アカウントでRTしてくれる「RT祭り」があります。ただしこれには規定があり、ブース番号や出展日、出展名など、必須の記載事項を守らなくてはなりません。
デザフェスに行く人は、Twitterを見て来てくれる人も多いので、ぜひ間違えないよう告知ツイートをしておきましょう。
デザフェスの出展にはいくらかかる?
では、デザフェスの出店にはいくらくらいかかるのでしょうか。実際の費用を項目別に見ていきましょう。
デザフェスの出展料
デザフェスの出展料、すなわち場所を借りるための代金ですが、最も小さい「Sブース(幅1.8m、奥行き0.9m)」で以下のようになっています。
- 土曜・日曜いずれか1日のみ…12,600円(税込)
- 両日…22,000円(税込)
初めて出展する場合はまずSブースがおすすめですが、出展に慣れて来たらMブースやLブースでの出展も良いでしょう。MブースやLブースの出展費用は公式ページから確認できます。
オプション・レンタル備品
オプションにかかる費用は以下のようになっています。
- 出展者パス…単日券550円、両日券1,100円
- 駐車券…単日券2,000円、両日券4,000円
- 電源設備…単日・両日ともに7,700円※いずれも税込
また、机やイスなどのレンタル備品や防炎製品販売は委託となっており、かかる費用は以下のようになっています。
- 机…2,500円〜3,900円(サイズ、形状、材質による)
- 防炎布…1,400円〜4,000円(サイズ、色、材質による)
- イス…900円〜950円(形状による)
その他、メッシュパネルやパーテーション、姿見、畳や消火器などもあります。
→レンタル備品用のサイトはこちら
作品を搬入する際の宅配サービス料
デザインフェスタに出品する作品を搬入する際、手で搬入するのは大変です。そこで、宅配搬入の仕組みを利用する方も多いでしょう。現在、デザインフェスタでは佐川急便しか対応しておらず、サイズやダンボール数、当日までの保管料などによってかかる費用は異なります。
なお、積荷の扱いによっては例えばガラス製品などの場合、破損などもあり得るでしょう。そのため、梱包する素材や梱包の方法、ダンボールの強度などは集荷や配送に耐えられるものを用意しておくことをおすすめします。また、配送ミスを防ぐため、ダンボール自体に宛先をしっかり記載しておいたり、到着スケジュールに余裕を見ておいたりするなどのリスクヘッジをすることも重要です。
佐川急便には、輸送用梱包ガイドラインもありますので、こちらを参考に梱包すると良いでしょう。
デザフェス初心者が出展する際のポイント
最後に、デザフェス初心者が出展する際のポイントを3つご紹介します。
当日までにやることは作品作りだけじゃない!
申し込みと入金を済ませ、出展が決まったら作品作りだけをしていれば良い、というわけではありません。レンタルやオプション、梱包や配送はもちろんですが、他にもやっておいた方が良いことをご紹介します。
- 名刺を作る
- ポスターや価格設定、お品書きを作る
- 値札やPOPを作る
- SNSでの宣伝をする
初心者は特に、名前や存在をアピールするために、名刺を作ったり、ブースを彩るポスターやお品書き、値札、POPなどを用意しましょう。SNSで宣伝することも忘れてはいけません。
ブース作りに注力する!
初心者は名前が売れていないということと関連しますが、パッと目を引き、かつ、わかりやすいブース作りが非常に重要です。前を通る来場者に気づいてもらえるだけでなく、興味を持ってもらえることにつながります。
お客さんが多いときにはブースを離れない!
デザフェスには、ある程度混雑する、つまりお客さんの多い時間帯があります。それは、以下の2つの時間です。
- 入場開始(11時)から約1時間程度の間
- 午後1〜3時くらいの間
この2つの時間帯は、ブースを離れることのないようにしましょう。トイレや食事は、この時間を避けて済ませておくのがポイントです。
デザフェス出展初心者でも、流れや費用、ポイントを押さえれば大丈夫
デザフェス出展が初心者でも、今回ご紹介したような流れや費用、力を入れるべきポイントをしっかりおさえて臨めば難しいことではありません。表現したい、知ってもらいたい作品があるクリエイターの方は、自分のアートやハンドメイドなどのアピール機会としても、一度参加してみてはいかがでしょうか。