アニメ制作会社のチップチューンとカヤックアキバスタジオが協業 IP創出や高品質な作品制作を目指す

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2022/11/09 07:00

 カヤックアキバスタジオ(以下、AKS)とチップチューン(以下、CT)は、マンガやアニメ制作事業に関して業務提携することを発表した。今後は、ゲーム・XR・CGアニメ分野で多数のコンテンツを企画・開発してきたAKSの知見・ノウハウと、チップチューンのアニメーション分野などでクオリティの高いビジュアル表現など異業種の両社が協力することで、クリエイティブ性の高い作品創出を目指す。

 Webtoonは韓国で誕生後、世界標準となった縦読みかつフルカラーのオンラインコミック。グローバルインフォメーションによると、世界のWebtoon市場規模は、2020年の23億390万米ドルとなり、2021年から2027年にかけては29.9%のCAGRで成長し、2027年までに164億5,000万米ドルに達すると予測されている。同市場に日本のさまざまな企業が参入を発表しており、日本でも盛り上がりをみせている。

 AKSでは、2022年4月にWebtoon事業部を設立し、10月9日にWebtoon作品『男子禁制魔女の国に女体化スキルで入国してみた』をチップチューンとともにリリースした。

 AKSは日本文化の象徴である漫画・アニメの聖地・秋葉原で、これまでゲーム・XR・CGアニメ分野で多数のコンテンツを企画・開発してきた。一方、チップチューンは、「アニメ作品名」「アニメ作品名」など、著名なアニメーションを多く手掛け高いビジュアル制作の知見をもっている。両社が協業し、Webtoon、アニメ、ゲームなど、さまざまな分野でのクリエイティブ性の高い制作展開を狙う。

 同業務提携は、両社がそれぞれの得意分野や経営資源を利用し、新しいエンタメ作品や新技術の開発を協力して推進することを目的としている。AKSは同事業提携によりスマホにおける新しい漫画表現の知見を蓄積し、ゲーム・アニメ・漫画などさまざまな分野で対応可能な総合デジタルエンターテイメント制作会社を目指していく。