ロフトワーク、デザイン手法「トランジションデザイン」のプロセスと学びを3月20日~22日(水)まで展示

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2023/03/15 20:00

 ロフトワークは、持続可能な社会への移行を促進するデザインアプローチである「トランジションデザイン」の手法を使い、社会に変革を起こす事業創出を目指す「Transition Leaders Program(トランジション・リーダーズ・プログラム)」の成果展示を、2023年3月20日(月)から3月22日(水)までの3日間、SHIBUYA QWSで開催する。

 国内ではまだ紹介が少ない、社会変革を促す「トランジションデザイン」のプロセスを公開
展示のテーマは「Transition Leaders Lab(トランジションリーダーたちの実験室)」。英語の「Transition (トランジション)」は、「移行」を意味する言葉。持続可能な社会に向けて、地球環境を維持しつつビジネスを両立させるようにトランジション(移行)することが、今求められている。

 ロフトワークでは、トランジションに必要なのは、社会、経済、自然環境と事業活動をつなげる長期的な“ビジョン”を描き、社内外と対話・協働を通じて実装につなげられるリーダーだと考え、次世代型のリーダーの育成を目指す「Transition Leaders Program」を開講した。

 プログラムでは、2015年にカーネギーメロン大学デザイン学部の研究者たちによって提唱された、持続可能な未来に向けて、社会変革を促すデザインアプローチである「トランジションデザイン」をベースに、講義とワークショップを開催。選考を経て選ばれた社会人30名が参加した。

 今回の展示では、2023年1月14日(土)から3月4日(土)まで、1日7時間・全8回にわたり行われた、講義とワークショップの成果物を展示する。

トランジションデザイン(Transition Design)とは

トランジションデザインとは、21世紀の社会が直面する気候変動、資源枯渇、伝染病のパンデミックなどの複雑性の高い地球規模の課題に対処するために、長期的な未来ビジョンを思い描き、ボトムアップのさまざまな活動を結集することで持続可能な社会への移行を促すための手法として研究が進んでいる、最新のデザインアプローチ。2015年、カーネギーメロン大学デザイン学部が、地球規模の巨大な問題に対して、社会規模の価値観の移行をデザインする理論として提唱した。

思考と試行の跡をひらく。30名が挑んだ「トランジションデザイン」の学び

新しいデザインアプローチである「トランジションデザイン」は、こうやると成功するという手法がまだ確立していない。また、とくに企業実務への応用はまだ数が少なく、ウェブで検索をしても実践例や実態がわかりづらい状況。

本展示では、プログラム内で行われた「トランジションデザイン」をベースにしたプロセスと成果物を、参加者が苦戦した点や、試行錯誤、発見や驚きの軌跡がわかる形で、一般にひらく。

展示概要

  • 展示タイトル: Transition Leaders Lab
  • 内容:本展示では、トランジションデザインのアプローチを用いて、さまざまな業界の社会人30名が持続可能な社会への移行を目指して取り組んだ「Transition Leaders Program」の成果とそのプロセスを公開。チームごとの5つのテーマに対し、過去から現在、そして未来までの変遷を紐解き、移行のための生態系を描く過程を紹介。
  • 開催日: 2023年3月20日(月)、21日(火・祝)、22日(水)
  • 時間:10:00~20:00
  • 場所: SHIBUYA QWS内 (東京都渋谷区渋谷2丁目24−12 渋谷スクランブルスクエア15F)
  • 入場料: 無料
  • 詳細・申し込み: https://loftwork.com/jp/event/20230320_tlp-lab