サイバーエージェント、広告表現の多様性可視化AIツール「極多様性プロット」開発 Meta広告に対応

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2025/08/01 17:00

 サイバーエージェントは、AI事業本部において、広告クリエイティブの表現傾向や偏りを可視化するツール「極多様性プロット(キワミタヨウセイプロット)」を開発し、Meta広告への対応を開始した。配信中の広告クリエイティブの傾向や表現の多様性を視覚的に把握することができ、新たな方向性での多様なクリエイティブ制作を促進する。

概要

 「極多様性プロット」は、広告クリエイティブ表現の偏りを可視化し、未開拓の切り口やターゲットへのアプローチを支援する。たとえば、「若年層向け」や「価格訴求」に偏っているといった傾向を視覚的に把握し、「中高年層向け」や「品質訴求」など、これまで試してこなかった切り口への着目を促すことで、より多様なクリエイティブ制作を可能にする。

 さらに、すでに提供している「極予測AI(キワミヨソクエーアイ)」と組み合わせることで、より幅広いユーザーと訴求表現のバリエーションを持つ広告制作ができ、広告効果の向上が期待できる。

 サービスの先行テストでは、コンバージョン数が180%伸長し、CPA(顧客獲得単価)が約半分に改善するなど、改善結果も確認されたという。

 今後は対応広告媒体の拡充と機能強化を進め、広告主のより幅広い成果獲得を目指す方針だ。