レバレジーズが運営する新卒向け就職エージェント「career ticket(キャリアチケット)」は、動画マーケティングのコンサルティングを行うプルークスと合同で、就職活動生を対象に「就職活動におけるスマートフォンの活用と採用動画視聴に関するアンケート調査」を実施した。調査の結果は、次のとおり。
普段のスマホ利用時間、「5時間以上」が最多で3割超え 依存だけでなくコロナ禍も影響か
普段のスマートフォン利用時間について、昨年の調査では「3時間以上4時間未満」が最多となったが、今年は「5時間以上」がもっとも多く、3割を超えた。
若者のスマートフォン依存度が増していることも考えられるが、新型コロナウイルスの影響もあり、家にいる時間が長くなり、スマートフォンを活用している時間が増えていることがうかがえる。
就活時のスマホ利用時間「2時間以上3時間未満」は、昨年よりも8ポイント増加
就活時のスマートフォンの利用時間について、「2時間以上3時間未満」と回答した就活生は、昨年よりも8ポイント増えた。普段のスマートフォン利用時間は昨年よりも増えたが、就活でのスマートフォン活用時間は微増に。就活ではスマートフォンよりも、パソコンが主流になっていることも考えられる。
就活時によく使用するSNS第1位は「Twitter」 専用アカウントが当たり前に
就活時によく利用するSNSは「Twitter」が1位。昨今の就職活動では、Twitterを活用して企業や就職活動に関する情報を収集している学生も多く、学生の中では「就活アカウント」を持つことが当たり前になってきているという。
「YouTube」で採用動画視聴、昨年比27ポイント増で5割超えに
採用動画を「見たことがある」と答えた学生のうち、半数以上が「会社説明会」や「会社ホームページ」と回答。また、「YouTube」での視聴が昨年よりも27ポイント増加し、約5割に。これは、新型コロナウイルスの影響により、YouTubeを使用してライブ配信などで企業説明会を実施している企業が多くなっていることが推察される。
採用動画視聴で8割の就活生が志望度上昇 採用動画「あったほうがいい」の回答9割超える
約8割以上の就活生が、採用動画視聴で「志望度が上がった」と回答。「採用動画があったほうが良い」と回答した就活生は9割近くにのぼった。動画視聴により志望度が「変わらなかった・下がった」と感じる就活生も、「採用動画はあったほうが良い」と思っているケースも多いことがわかる。
新型コロナウイルスの影響で、就職活動がオンライン化しているが、採用動画はより一層、企業の様子をリアルに伝えられる効果があるため、企業選びの判断軸にしやすいことが理由のひとつとして考えられる。
調査概要
- 調査対象:就職活動中・就職活動の経験がある2021卒・2022卒の大学生
- 調査時期:2020年6月12日〜6月19日
- 調査方法:インターネット調査
- 回答者数:408人(男性157人、女性249人、そのほか1人)
- 調査機関:レバレジーズ キャリアチケットリサーチ/プルークス プルークスリサーチ