NTTドコモ、3次元データを3D空間に再現した映像のストリーミング配信を可能にする技術を開発

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2021/01/26 06:00

 NTTドコモは、Arcturus社の技術協力により、幅広いユーザー向けに、撮影した人や場所の3次元データを3D空間に再現した「Volumetric Video(ボリュメトリックビデオ)」映像のストリーミング配信を可能にする技術を開発した。2月に開催する「docomo Open House 2021」の「Virtual Booth」にて、同技術を活用し360度自由視点で楽しめる「Volumetric Video」映像を配信する。

 Volumetric Videoは、専用の機材を用いてあらゆる角度から撮影した人や物の3DモデルをVR空間にそのまま再現するだけでなく、被写体の動きも高精度にデジタル化できる技術。臨場感のあるVRコンテンツを、360度自由に視点を動かして視聴することを可能にする。

 高画質を求められるVolumetric Video映像の配信は大容量のネットワークが必要になるため、これまでは短尺映像のダウンロード配信に限定されていた。今回ドコモは、Arcturusの技術協力により、コンテンツのクオリティを一定以上に保ちながら配信時のビットレートを最適化する技術と長尺コンテンツの再生技術を開発。長尺で高品質なVolumetric Video映像のストリーミング配信を可能にした。あわせて、Arcturusが提供しているAndroid、iOSの端末でVolumetric Video映像を再生するためのストリーミング配信プレイヤーに、ヘッドマウントディスプレイなどの異なる仕様のデバイスでも最適化した映像を視聴できる開発を加えたことにより、ユーザーはコンテンツをダウンロードする時間を待つことなく、視聴したいときに好きなデバイスですぐに映像を楽しむことができる。

 2021年2月4日(木)から2月7日(日)まで開催する「docomo Open House 2021」の「Virtual Booth」では、同技術を活用した限定コンテンツ「浜辺美波のジェスチャークイズ!」、「VRバドミントン」やVR空間で楽しめるコンテンツの配信も予定。これらのコンテンツは、App Store、Google Playにて順次配信するアプリ「docomo Open House 2021」(無料)をダウンロ―ドして楽しむことができるとのこと。