Nextremer、AI案内サイネージサービスを東急グループへ提供 共同で渋谷駅観光案内所のDX推進

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2021/03/28 06:00

 AIプロダクトを展開するNextremerと東急、東急電鉄、Huber.は、Nextermerが提供するAI案内サイネージサービスを活用し、利用者のさまざまな質問に安全・安心かつ最適な対応ができるリモートコンシェルジュサービスを開発、プレ導入を開始した。

 同サービスは東急が運営する東横線・田園都市線渋谷駅ナカの観光案内所「WANDER COMPASS SHIBUYA」のスタッフによる遠隔での案内と、AIチャットボットによる問い合わせ対応および観光プランの提案が可能。同サービスを搭載した非接触型サイネージディスプレイを渋谷駅に設置する。

 同サービスの遠隔接客機能には、NextremerのAI案内サイネージサービスが活用されており、次のふたつの機能を提供する。

  1. 観光案内および施設案内業務に最適化されたAIチャットボットによる自動音声対話機能
  2. 各サイネージディスプレイから自由にスタッフと通話ができるテレビ電話機能

 さらにHuberが提供する観光客の潜在的な旅行ニーズを端末上でヒアリングし、回答結果をもとに観光客のニーズに合わせたプランを提供する「たび診断」を組み合わせた、付加価値の高い観光案内サービスとなっている。

非接触型サイネージディスプレイ/サービスTOP画面
非接触型サイネージディスプレイ/サービスTOP画面

 駅の出口案内や乗り換え案内など、よくある質問や簡易な案内をAIチャットボットにて回答し、利用者のニーズや嗜好性に合わせた相談、観光提案を同案内所のスタッフが「たび診断」の結果をもとに遠隔接客で効率的に案内。同案内所の営業時間外や実際に同案内所を訪れなくても道案内や観光案内など来街者の困りごとを非接触、非対面で解決することで、コロナ禍においても安全・安心な新たな観光案内を実現する。また、日本語のみならず英語にも対応。同サービスは5月末まで渋谷駅にて実施し、その後渋谷エクセルホテル東急や渋谷東急REIホテルに設置予定となっている。

リモートコンシェルジュについて

遠隔接客

 リモートコンシェルジュ端末とWANDER COMPASS SHIBUYAをつなぎ、テレビ電話にてスタッフが利用者の質問、困りごとに回答する。

AI案内サイネージ

 観光案内および施設案内業務に最適化された音声対話型AIチャットボットと、サイネージに映し出されるマップなどの画像を組み合わせて視覚的に案内する。駅構内においては乗換案内や遅延情報、駅周辺案内や飲食店店舗検索も可能。

たび診断

 Huber.が特許を有する仕組み。旅や嗜好性に関する複数の質問に回答することで、利用者の潜在的なニーズや特性を把握できるだけでなく、「たび診断」の回答結果をもとにおすすめの観光プランを提案する。

設置場所と期間

設置後、サービスの利用状況などを分析し本導入について検討する。※利用状況などにより設置状況が変更になる場合がある。

1.渋谷駅構内2ヵ所(ヒカリエ改札前、ハチ公改札前)3月20日~5月末(予定)

2.渋谷エクセルホテル東急、渋谷東急REIホテル6月~(予定)

対応言語

日本語・英語:遠隔接客(の対応)、AIチャットボット、たび診断

サイネージディスプレイについて

非接触でのサイネージディスプレイを設置、雑音除去マイクと指向性スピーカ一により駅構内でもストレスなく対話が可能。(通常のタッチパネルでも動作する)

サービス利用イメージ

1.乗り換え案内

「トップ画面(日本語)」で「乗り換え案内」を選択

AIチャット画面(行先案内)

AIチャット画面(行先案内)

2.駅周辺案内(英語の場合)

「トップ画面(英語)」で「shibuya map」を選択

AIチャット画面(駅周辺案内)
AIチャット画面(駅周辺案内)

3.遠隔接客

「トップ画面(日本語)」で「スタッフに気軽にきいてみる」を選択

遠隔接客画面
遠隔接客画面

4.たび診断プラン

「トップ画面(日本語)」で「観光案内」で「たび診断」

たび診断プラン提案画面
たび診断プラン提案画面