レッドホースコーポレーションが運営するデジタル教育施設「REDEE(レディー)」は、メタバースのプラットフォーム運営会社であるクラスターと、メタバースを活用した次代のクリエイター育成のための協業に向けてトライアルを開始した。
これより、今後、REDEEでメタバースを活用した小中学生向けのプログラミングやクリエイティブ系のカリキュラムの開発・実施から、将来的には高校生や大学生向けのクリエイティブ系カリキュラムの開発にも着手していき、子どもたちにメタバースを通じた学びを提供。未来のクリエイター育成に取り組んでいくという。
REDEEで次代のクリエイター「clusterクラスターキッズクリエイター」を育成
クラスター社は誰もがバーチャル上で音楽ライブ、カンファレンスなどのイベントに参加したり、友達と常設ワールドやゲームで遊ぶことのできるメタバースプラットフォームを展開。参加者はスマホやPC、VRといった好きなデバイスから入ることができる。
一方、REDEEは大阪府吹田市のエキスポシティ内にあるデジタル教育施設で、子どもたちに本物のデジタルを利用した楽しみながら学ぶ空間を提供している。
「子どもたちに新しいスキルの発見と将来の職業選択としての気づきを与えられる環境を提供したい」という思いを実現すべく、今回両社は、子どもたちのメタバースを活用した新たな「学び」の提供に対する協業に向けて、まずはトライアルにて取り組むことを合意した。
今回の両社の合意により、クラスター社公開のクリエイティブメニューを活用し、REDEEで学習カリキュラムの開発、実施から講師育成などを進め、REDEEに通う子どもたちに新しいスキルの発見と将来の職業選択としての気づきを与えられる環境を提供し、「clusterキッズクリエイター」育成に取り組む。
メタバースの世界から学ぶREDEEカリキュラム
REDEEでは、初級向けとして小学校低学年以下の子どもたちに対しワールドクラフト機能(clusterアプリ内機能)を活用したカリキュラムを実施。また、中級向けには小学校高学年以上を対象にClusterCreatorKit機能(Unity)を活用したカリキュラムとして、メタバースとプログラミングなどを組合せたクリエイティブな教育を行っていく。そして近い将来は、上級向けとして、高校生や大学生を対象にした、より高度なカリキュラムを開発していく予定とのこと。
4月半ばから単発型の1dayキャンプにてメタバース、5月(予定)からは継続型のスクール形式で本格的にメタバースの世界を体験しながら学ぶ機会をつくる。メタバースを知り、体験し、作ることを順序立ててカリキュラムで展開していく予定となっている。スクールの終了後は、成果発表会も計画している。